【独自解説】2040年には高齢者の3人に1人が認知症?軽度認知障害なら健常な状態に戻る可能性も!期待の「ガンマ波サウンド」とは?原因と最新予防を“認知症研究の世界的権威”が徹底解説
認知症を予防する適正な睡眠時間の目安ですが、成人は6時間以上を推奨しており、睡眠時間が短いと認知症などのリスクが高くなると言います。一方、高齢者は、寝室にいる時間が8時間以上にならないようにとされています。長時間の睡眠でアルツハイマー病の発症リスクが高くなるといいます。 Q.高齢者が寝室に長くいるのは良くないということですか? (新井医師) 「高齢者に限らず中年期でも同じなんですが、昼と夜のリズム、覚醒と睡眠のリズムを作るのが大事で、どうしても寝室で長く過ごすと昼の時間が短くなったり無為に過ごしてしまうということになります」
🔳原因物質「アミロイドβ」を低減させると期待「ガンマ波サウンド」
いま、アルツハイマー病の原因物質「アミロイドβ」を低減させると期待されているのが、「ガンマ波サウンド」です。『ガンマ波』とは、集中したりものを考えたりするときに発生する脳波の一種で、認知症のように認知機能が低下した人の場合は、ガンマ波が少ないとされています。しかし、『ガンマ波サウンド』を流し、脳にガンマ波を発生させることでアルツハイマー病の原因物質の減少、認知機能障害の改善などが期待できるとされています。 Q.「この『ガンマ波サウンド』というのは期待されているのですか? (新井医師) 「アメリカ・マサチューセッツ工科大の世紀の大発見です。外から音の刺激を与えると神経細胞が反応して活動するというのを発見したんです。追試はまだ十分されていないのですが非常に期待されています。動物実験で『アミロイドβ』が減っているというデータも出ています。マサチューセッツ工科大ではヒトでも海馬の萎縮が少し遅れるというようなデータも出しています」
新井医師は、「認知症の介護は突然やってくる。介護者によっては急激な生活の変化、金銭的・時間的な負担が原因で“介護疲れ”を感じることも珍しくない。最悪の場合“介護うつ”を発症して共倒れとなる可能性も…」と指摘しています。介護疲れを感じたら、まずは、地域包括支援センターに相談、そして認知症疾患医療センターに相談しましょう。また、介護施設への入居を検討して介護サービス等の利用もして抱え込まないでください。 (「情報ライブミヤネ屋」2024年7月25日放送)
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