【独自解説】2040年には高齢者の3人に1人が認知症?軽度認知障害なら健常な状態に戻る可能性も!期待の「ガンマ波サウンド」とは?原因と最新予防を“認知症研究の世界的権威”が徹底解説
また、軽度~中等度の認知障害の人を対象にした研究では、「麻雀」を週2回、1日1時間、約3か月間行うことで、認知機能や短期記憶の維持に効果が見られたとの報告もあります。しかし、長期的な効果は不明となっています。そして、仕事を辞める年齢が1歳高くなるごとに認知症のリスクが3%低下するといいます。たとえ仕事を辞めたとしても、楽器や読書、登山など、楽しめる活動・生きがいに取り組むことが認知症の予防になります。 Q.頭を使って考えるということが大事なのでしょうか? (新井医師) 「考えることは素晴らしいです。麻雀の例もありましたが、麻雀は自分だけでするものではなく、相手の手を読んで、今までの経験を全部思い出して、前頭葉の推理や判断、決断の領域をフルに使うので予防につながります」 Q.高齢になって恋をするというのは予防になりますか? (新井医師) 「それが良いストレスになるように働けば、脳の活性化になりますので、いい刺激になって、生きていく上で楽しみができるのはとても脳に素晴らしいことだと思います。それが恋愛だろうと趣味だろうと“やりがい”というのはいいことです」 Q.ずっとしゃべるのはどうなんでしょう? (新井医師) 「しゃべるのは素晴らしいことです。しゃべるのは自分のなかで過去の経験を思い出して、判断して、決断することを瞬時に行います。会話というのは人類にとって他の動物と違って一番発達した脳の機能ですからそれをフルに使うのはいいことです。日常生活の中で会話が弾むというのは認知症の予防につながると思います」
国の研究機関が発表している「あたまとからだを元気にするMCIハンドブック」によると、認知症の前段階である「MCI=軽度認知障害」は、何もしないと「認知症」に進む人が1年で5~15%いましたが、一方で、いろいろ予防に取り組むと「MCI」から「健常な状態」に戻った人が約16~41%いたというデータがあります。 Q.「MCI=軽度認知障害」の場合は健常な状態に戻れるのですか? (新井医師) 「昔は早期発見で、認知症を早く見つけようということでしたが、今は早期予見でMCIのところで認知症になりやすい人を見つけようということです」
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