小池都知事が記者会見9月4日(全文1)減少傾向だが、その速度は緩やか
任期付職員200名を採用
次に、同じく人員体制の強化でありますけれども、こちら都庁における体制強化であります。都は今、新型コロナウイルス感染症対策へ人員を集中させております。そのことによって、結果としてさまざまな職場で1人1人の業務量が増加をしているということが生じているわけで、引き続き安定的な人員体制の確保として感染症対策ももちろん重視、着実に実施をしていく。そのために任期付きの職員を採用するというお知らせであります。 こちらのほうはコロナ禍による雇用調整の悪化を踏まえまして、例えば離職を余儀なくされた方々、離職された方々への就業の機会をつくり出すということにもつながってまいります。採用予定でありますが、200名。任用期間は令和の3年1月1日、来年の1月1日から翌令和4年3月31日までを予定いたしております。主な職務内容でありますけれども、各局における一般事務ということになります。まさに職を失った方、都庁で働いてくださいという200名でありますけれども、その募集を行うということであります。 募集の期間は9月の7日から、来週月曜日ですね。それから29日までとなっており、また、受験資格は22歳以上の方が対象となります。幅広い年齢層の方に応募していただくことが可能になっております。選考方法ですが、適性検査、それからウェブを活用しました面接を予定しております。申し込みは職員採用ウェブサイトがありますから、インターネットでお申し込みをいただきたい。そして任期付き職員の採用によって、感染症対策に関しての取り組みはもとより、都政の構造改革の推進など、重要課題への対応もこれによって加速をさせてまいります。コロナ対策によって、新型コロナウイルスの感染症によって社会が大きな変革期を迎えている中で、都の職員の一因として前向きに課題に取り組むことのできる多くの皆さまからのご応募をお待ちいたしております。
分娩前のウイルス検査費用を助成
それから妊産婦の、まったく話は変わりますが、コロナ対策です。妊産婦さんへの新たな支援ということについてのお知らせであります。新型コロナウイルス感染症の流行が続いている中で日常生活など、いろいろと制約がある。特に妊産婦の皆さんは自分自身だけでなくて、おなかの赤ちゃん、新生児の健康などについて大変な不安を抱えて生活しておられるという状況にあります。そういった方も多いかと思います。そこで東京都では、9月の10日から分娩前のPCRなどのウイルス検査を希望される妊婦さんに対しましては、その費用を助成すると。それと感染した妊産婦さんへの相談支援を実施するということといたしました。 まず分娩前のウイルス検査費用助成、こちらのほうですけれども、おおむね36週の妊婦さんで、発熱などの感染を疑う症状がない方を対象に2万円を上限といたしまして助成をいたします。そして検査を希望されます妊婦の方は、まずはかかりつけの産科医療機関にご相談をいただく。そして実際に感染が認められた妊産婦さんで、その中で希望する方には助産師や保健師などの専門職が相談の支援を行わせていただきます。訪問や、また、電話などでさまざまな不安、そしてお悩みに寄り添いながら、専門的なケアや育児に関します助言、支援を実施いたしてまいります。このような取り組みを通じまして、妊産婦の皆さんの、妊娠中、それだけでもご不安だとは思いますけれども、少しでも和らげていただきたい。 また、これまで都民、事業者の皆さんにおかれましては多大なご協力をいただいてきているわけであります。こういった点も含めまして、あらためて皆さま方に感謝を申し上げたいと思います。それと忘れてはいけません。今、最前線で奮闘されている医療従事者の皆さん、あらためてこの場でご努力に感謝を申し上げ、引き続きこの「防ごう重症化 守ろう高齢者」、こちらを合言葉といたしまして、コロナ対策、都民、事業者、行政、一体となりまして対策を進めてまいりたいと考えております。