社会人にこそお勧め!仕事で成果を出すための「大人の自己分析」紹介
「自己分析」というと、学生時代に就活のために行うものというイメージがあるかもしれませんが、社会人になっても仕事で成果を出すために、キャリアの選択時に、そして転職活動時に…と、自己分析が活きる場面は実は多いものです。今回は、社会人が自己分析に取り組む重要性と、実際のやり方などについて、ビジネスデザイナーであり自己分析に関する講座も手掛ける、Zoku Zoku Consulting代表の中野崇さんに伺いました。
社会人が自己分析に取り組むメリット
自己分析とは、自身の強みや持ち味、価値観などを理解するために、これまでの経験や考え方などを振り返って整理すること。学生時代の就活で、仕事選びの軸をつかむために自己分析に取り組んだ人は多いと思います。 ただ、下記のように、社会人にとっても自己分析は非常に有益です。今後のキャリアや働き方を考えるうえで、継続的に自己分析を行うメリットは大きく、社会人こそ取り組むべきものだと捉えています。 ◆仕事で結果を出しやすくなる 自己分析で自分の強みや持ち味を把握し、それを活かせるような働き方を選択することで、仕事で結果を出しやすくなり目標達成も容易になります。その結果、より高く評価されるようにもなるでしょう。同時に弱みや苦手分野も把握すれば、「苦手な仕事の前には丁寧に事前準備する」などの対策が打てるので、失敗も回避しやすいでしょう。 つまり、自分の力を最大限発揮できる仕事や職場、働き方を選択しやすくなります。 中には、「仕事で成果を上げる・目標を達成する」ということに魅力を感じない人もいると思いますが、自分の強み弱みだけでなく好き嫌いを理解し、それに沿った働き方や生き方をすれば、オン・オフともに喜びを感じる機会が増え、人生そのものがもっと楽しくなるはず。プライベート重視型の人にも、自己分析のメリットは大きいと言えます。 ◆働きがいを感じやすくなる 自己分析で洗い出した「自分が好きなこと、楽しいと思えること」に時間を割くようにすれば、より仕事をすることが楽しく、有意義なものになります。 嫌い、苦手と思える仕事は、早く終わらせられるよう工夫をしたり、場合によっては断ったりすることで減らす努力をすれば、「好きな仕事」の比率が増え、より働き甲斐を感じやすくなるでしょう。 ◆キャリアの選択時に迷わなくなる 自己分析で強みや持ち味、自分の好きなこと、楽しいと思えることを把握しておけば、それが部署異動や転職などといったキャリア選択における判断軸になります。 より自分の志向に合った道が選択しやすくなり、希望通りのキャリアが歩めるようになるでしょう。転職活動での志望動機や自己PRなどにも、役立てることが可能です。