社会人にこそお勧め!仕事で成果を出すための「大人の自己分析」紹介
◆CanとKnowは「9-BOX」を使って整理する 「Can=できること」、「Know=知っていること」は、「9-BOX」というツールを使うと整理しやすくなります。 すべてのスキルは、複合的要素で成り立っています。例えば、できることを洗い出したとき、「自分は営業だけれど、行動量ぐらいしか秀でていることはない」と思ったとしても、実際には行動量を担保するにはそれを支える情熱や体力が必要ですし、効率的に客先を回るための計画立案力も重要。新規顧客や大企業の顧客にも物おじせず臨む胆力や、相手が「いらない」と態度で示していても鈍感力を発揮して臆せず売り込む力なども備わっているはずです。このように考えていくと、図のように「できることのボックス」が埋まっていきます。 同様に、思いついた「できること」「知っていること」をまずボックスの中央に記し、関連すると思われるスキルを洗い出しながらボックスを埋めていくと、自分が思っている以上のCanやKnowに気づくきっかけになります。
もしも、なかなか9-BOXを埋めることができない場合は、Canは「評価された仕事や仕事ぶり」「大きな努力や苦労がなくても、他の人よりできている仕事」を、Knowは「ほかの人より知っている仕事、教えることが多い仕事」などを振り返ってみると、洗い出しやすくなります。 このように洗い出したWill/Can/Knowの3つの円が重なった部分が、あなたの「強み」になります。この強みを意識すると、面白さを感じかつ成果も得やすい仕事や職場、働き方を選択できるようになり、結果的に評価されやすくなりモチベーションも上がる…という好循環が生まれるようにもなります。
自己分析は継続的に何度も行ったほうがいい
自己分析は、自分自身に向き合い行うもの。そのため、その時の自分のコンディションによりブレが生じやすく、1回だけでは本質にたどり着きにくいという側面もあります。 「自分はこうありたい」という願望が入ってしまう場合もありますし、仕事が忙しかった、プライベートで大変なことがあったなどの特殊要因にも左右されがちです。 定期的かつ継続的に取り組むことで、自己分析の精度が上がり、自身の特徴を的確にとらえやすくなります。そして、徐々に自分の揺るぎない軸が見えてくるようになります。 少なくとも1年に1回、できれば四半期に1回ペースで取り組むことをお勧めします。