【MLB】 アストロズがマリナーズに連勝して西地区単独首位へ “勝利の方程式”が今日も零封
【アストロズ4ー2マリナーズ】@Tモバイル・パーク
日本時間7月21日、前日の勝利によってア・リーグ西地区首位に並んだアストロズとマリナーズの、西地区首位攻防3連戦が2戦目を迎えた。2戦目も接戦の末、アストロズが4対2で勝利した。アストロズは1対2とリードされて迎えた7回、ジェイク・マイヤーズが決勝2ランを放って逆転。投手陣も2ラン本塁打の2点のみマリナーズ打線を封じ込め、連勝を決めた。アストロズの2番手テイラー・スコットが7勝目(3敗)を挙げ、マリナーズは逆転弾を浴びたライン・スタネックが3敗目(6勝)を喫した。 【動画】アストロズ・マイヤーズの逆転弾(MLB.comより) アストロズがフランバー・バルデス、マリナーズがジョージ・カービーという好投手同士のマッチアップとなった2戦目は、アストロズが先手を取った。4回、二死1・3塁から6番ジェレミー・ペーニャが放ったサード前への凡ゴロが内野安打となり、アストロズは1点を先制。マリナーズは6回、3番フリオ・ロドリゲスが特大の11号2ランをバルデスに浴びせて逆転に成功する。2対1とリードを奪い、逃げ切りたいマリナーズだったが、ブルペン陣が誤算。7回に7番マイヤーズに11号2ランを、8回には4番ヤイナー・ディアスにも8号ソロを浴び、逆転された上に追加点も許してしまった。先発カービーは6回無失点無四球6奪三振と完璧だったが、勝利投手の権利は失われた。 リードを得たアストロズは、昨日に引き続きブライアン・アブレイユ、ライアン・プレスリー、ジョシュ・ヘイダーからなる百戦錬磨の“勝利の方程式”を投入。8回に右翼手トレイ・キャベージと左翼手ジョーイ・ロパーフィードが見せた美技にも助けられ、この3人は無失点でマリナーズの反撃を封じた。アストロズは4対2で逃げ切り、マリナーズ相手に連勝した。春先のアストロズはブルペンの乱調に苦しんだが、7月に入ってこの“勝利の方程式”トリオは、21登板で7セーブ9ホールドを挙げ、セーブ失敗はゼロ。防御率2.79という安定感を誇っている。 今日の結果を受け、マリナーズは首位から陥落。1ゲーム差の2位で敵地シアトルに乗り込んだアストロズは瞬く間に単独首位となった。今後の地区優勝争いはトレードデッドラインの両球団の補強にも大きく左右されそうだ。マリナーズは打線、アストロズは先発投手に大きな穴を抱える。マリナーズはジャズ・チザムJr.(マーリンズ)やルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)ら大物打者を、アストロズは菊池雄星(ブルージェイズ)といったレンタルの先発投手をターゲットにする可能性がある。