「あまりにケチ」中日・井上一樹新監督に”ご祝儀補強”はナシ!球団は「高橋周平残留」が精一杯の苦境
「井上監督が不憫でなりません……」
各球団の主軸が続々とFA宣言を行うなか、中日・高橋周平内野手(30)は球団と複数年契約を結び残留することを決意した。 【思わず二度見!】長身がよく目立つ…佐々木朗希が「唐揚げ買った!」衝撃の現場写真 球団ワースト3年連続最下位で退任した立浪和義前監督(55)からチームを引き継いだ井上一樹監督(53)にとっては朗報だが、これが球団から新監督へのわびしい「ご祝儀」だというのだ。 「周平は2019年にはベストナイン、同年と2020年にはゴールデングラブ賞にも選ばれました。攻守ともに堅実なプレーが魅力の三塁手でしたが、立浪前監督時代から出場試合数が右肩下がりで今シーズンは60試合に終わった。去年も球団の評価が低いことを不満に思っていて、FAやトレードで中日を出ていくのではとの噂が飛び交っていました」(球団関係者) 中日は親会社の懐事情も相まって、補強資金が乏しい状況が何年も続いている。 「さすがに〝名古屋の顔〟である立浪前監督の時は、巨人から中田翔(35)を推定年俸3億円の複数年契約で引っ張れました。しかし、井上監督にこうした〝ご祝儀補強〟はなさそうです。代わりに高橋周平に大金をつぎ込み、コーチ手形を切って何とか残留合意させたのです。今年は多くのFA選手が市場に出ているものの球団はいずれも参戦しない見込みで、球団はこれを井上監督へのご祝儀に位置付ける様子。あまりにケチで、井上監督が不憫でなりません……」(同前) 足元を見れば、福谷浩司(33)、木下拓哉(32)はいずれも国内FA権を行使しており、先発ローテーションの柱でもある小笠原慎之介(27)もポスティングによって米メジャーリーグに挑戦する見込みだ。 「少なくとも主力に近い3選手が来シーズンから不在となる可能性があるのに、球団がそのカバーをできないのはあまりにも痛い。本当はソフトバンクの石川柊太(32)、阪神の大山悠輔(29)のFA獲得争いに参戦したいが、資金力がなくスタートラインにさえ立てない。 せめてもの救いは井上監督自らドラフト会議で他球団と競合しながら、アマ球界ナンバーワンの左腕・金丸夢斗投手(21・関西大)を引き当てたこと。来年もチーム低迷は避けられず4年連続セ・リーグ最下位が現実味を帯びています。井上監督の手腕以前に戦力がいないのですから、あまりに気の毒です」(球団OB) 中日ファンは来年も枕を濡らす日々が続きそうだ。
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