1000人と婚活し、結婚した著者がルポ。どうしても結婚したい、どこで探す?どう選ぶ?
◆運命の相手との出会い 地元を大事にするケイさんにとって、夫婦になってからの住まいはもっとも重要なポイント。さらには、対等でいられる関係性を重視と、慎重な印象のケイさんだからこその譲れない条件でした。そして運命の相手に出会います。当初、お相手を「真面目オーラがあふれでている人」だと感じたのだとか。ケイさんより5歳年上の、現在40歳の公務員の男性です。 「出身地が同じなんです。初めて会った時から、会話の内容に困らないし、安心感がありました。真面目なかたなんですけれども、思っていることをハッキリと言ってくれる。それも私のことをちゃんと考えてくれていることが、会うたびに伝わってきて。そこに惹かれたのかな」 照れながらそう話してくれました。すでに結婚相談所は退会し、二人で入籍の時期を相談しているところだそうです。独身時代から、婚活しての、結婚。それぞれの時期の印象を聞いてみると、「独身時代は自由で気楽でしたね。婚活時期は迷走する自分がいた人生の岐路。結婚はこれからですが、新しい人生だと思っています」と語るケイさんの笑顔は輝いていました。 ちなみに夫となる男性から見たケイさんの印象や、どんな男性なのかと聞いたところ、シャイなケイさんの代わりに、取材に立ち会った結婚相談所の担当カウンセラー畑さんが「お相手の男性は、とても誠実で、堅実なかたです。早い段階からケイさんのことを好きになってくださっていました」と応えてくれました。
◆出会うタイミングは大事 さらに、「ケイさんも活動の中でいろいろな男性を見てこられたので、それまでの男性と比べることで、この素敵な男性の良さを判断できて決断できたのだと思います」と言うと、ケイさんは「婚活を始めたばかりの頃に会っていたら、もう少し他の人とも会ってみようと見過ごしていたかもしれません」と振り返りました。“今”だからこそ結ばれたご縁を実感。 確かに、出会うタイミングって、大事です。“まだ次がある”と思っていると、今、目の前にいる人の良いところに気づきにくくなることもあるでしょうし、そもそも“次”が来ないことだってある。そうしてどんどん会っていくうちに、自分に合う男性がどんなタイプなのか、なんとなくわかってくるものです。 ケイさんのように結婚相談所に入会している場合は、男女の性格や条件を客観的に見てくれるカウンセラーが意外な相手を推薦することもあるので、新たな発見もあるはず。それに住まいのある自治体で何かしらの婚活支援を行なっている場合もありますし、出会いがない時は、まずは身近なところから、出会いの方法を探してみるのも手だといえます。 私自身は予想外に約1,000人もの男性と婚活で対面してきましたが、正直なところ、結婚適齢期といわれる年齢になっても、ほとんど結婚に興味がありませんでした。ただ、一人っ子ということもあって、私が血縁を絶やしてしまうとあとが無い状態。なので、結婚したいというよりも子どもが欲しいな、と考えたんです。となると、ひとりで育てるよりはやっぱり、結婚したほうがいいのかなと思うようになり、まわりもどんどん結婚し始めた35歳を過ぎてから、やっと重い腰をあげて婚活を開始。合コン、人の紹介、婚活パーティー、結婚相談所その他、とにかく出会いのありそうなあらゆるところに勇んでいったものの、最終的に婚姻届を出したのは40歳になる前日。長い時間がかかりました。
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