1000人と婚活し、結婚した著者がルポ。どうしても結婚したい、どこで探す?どう選ぶ?
◆さほど結婚願望は強くなかった ケイさんは、両親と弟の4人家族。いつでも地元の滋賀県にすぐ行ける関西圏に根付いた暮らしをしていて、事務職をしている会社のある京都で一人暮らしをする自立した女性です。帰省した際、「孫と早く遊びたい」と母親から言われることもあったようですが、それはごく稀。家族から結婚について急かされることはありません。30代へと年齢を重ねていく際、とりあえず婚活を始めたものの、さほど結婚願望は強くなかったそうです。 「30歳になる前ぐらいから、婚活を始めました。出会うためのアプリなどもありますが、どんな男性が登録しているのかもわからないですし、ちょっと怖いなと。だから、まずは京都府の自治体がやっている、相手の身元も信用できる婚活事業を見つけて、参加しました。安全だし費用もあまりかからないので、もしも自分に合わなくても、損はしないから」 ケイさんの住む京都府は少子化対策に力を入れていて、結婚を希望する独身者の婚活を応援し、前向きに取り組める社会的気運を醸成するため、総合的な婚活支援拠点として「きょうと婚活応援センター」を平成27年10月に開設(※2)。京都府が開催している婚活イベントとマッチングシステムという二つのサービスを展開しています。利用するにはホームページから事前登録し、対面またはオンラインで面談、マッチングシステムを利用する場合の利用料3000円(登録料、会費、成婚料は無料)、独身証明書ほか必要書類を提出すると会員登録が完了し、婚活をスタートできます。 そうしてゆるく婚活していたケイさんが33歳になった頃、自治体の相談員のかたから、出会いの場が広がるので民間で運営する婚活パーティーにも参加してみたらというアドバイスを受け、偶然見つけた日本最大級の結婚相談所ネットワーク〈IBJ〉が運営する婚活パーティー「PARTY☆PARTY」のイベントに参加。そこで結婚相談所〈IBJメンバーズ〉に入会しました。 「そんなに結婚願望はなかったですが、まったく何もしないでいて、後悔したくなかったんです。私にとっての理想の結婚相手は、滋賀県に住んでいる人や将来的に住むであろう人だといいなと思い、そういったかたを中心に会っていきました。だから、年収や趣味といったところはそこまで重視しませんでした。あとは内面。夫婦になると会話する機会が増えるので、お互いに思っていることを言いやすい関係を築けそうな相手がいいなと」
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