ぼっち高校生→なぜか「師匠」と慕われた理由とは?友だち以上恋人未満に少しずつ進んでいく展開に期待【作者に聞く】
クラスメイトに買い出しを頼まれている「ちなし」。本人は友達だと言うが、端から見たらただのパシリだ。高校生になって、友達との付き合い方に悩む、白瀬ちなし。群れることが嫌いな、上土師匠人(かみはじ たくと)の姿を見て彼を「師匠」と慕い、人間関係を学ぼうとする。pixivで人気の『ちなしと師匠』がリニューアルを加えて書籍化。今回は、作者のFuki(@fuki_ii)さんに話を伺った。 【漫画】本編を読む ■恋愛とも友情ともハッキリ言えないような関係 自分の思うまま群れずに行動するのがモットーな上土師匠人(かみはじ たくと)。人とつるまず、周囲の同調圧力にも屈しない一本筋の通った姿に憧れを抱いたのが「白瀬ちなし」だ。彼を「師匠」と呼び慕っている。友だち付き合いに悩むちなしは匠人の姿をみて学校生活を学ぼうとするが、周囲をうろついていたため、鬱陶しいと思われてしまう。しかし匠人は、つなしの真っ直ぐな姿を見てほっておけなくなっていく。 pixivで人気を集めた本作は、書籍化に伴い「キャラクターの説明を掘り下げて描いたり、説明不足を補完し、絵も加筆しました。pixivとは大きく異なる点だと思います」と作者のFukiさんは言う。 読者から「友だち以上恋人未満に少しずつ進んでいく展開に期待しています」という声が上がっていることに対して「友だち以上恋人未満というはっきり言えないような関係が好きなんです。そんな微妙な関係を漫画で描きたいと思っています。友情物語なのか恋愛物語なのか自由に解釈してもらえると嬉しいですね」と読者へメッセージを残してくれた。 不器用な2人がどう成長していくかに注目しながら、ぜひ読んでみてほしい作品だ。 取材協力:Fuki(@fuki_ii)