佐々木朗希、メッツと面談報道 米メディアはドジャース、パドレス一騎打ちの見方変えずも、"ダークホース"出現を疑う目も消えず
佐々木朗希を巡る各球団の交渉が本格化し始めた。フェイス、トゥ、フェイスの直接交渉へ、まずはメッツと面談を行ったと19日(日本時間20日)『ニューヨークポスト』のジョン・ヘイマン記者ら複数の記者が伝えた。 【動画】8回無失点11Kの快投!佐々木朗希が見せた奪三振ショーの映像 先陣を切るのは当初、ヤンキースと見られていた。MLB公式サイトなどが伝え、同サイトの取材に、ブライアン・キャッシュマンGMは具体的な日程は明かさなかったものの「まもなくだ」と語ったという。 「彼は世界の偉大な投手の一人になることができる、とてつもない才能の持ち主だ。ヤンキースタジアムが彼のホームスタジアムになるようなことがあれば、とてもうれしい」 過去にも多くの日本人大リーガーの契約を成立させてきたベテランGMは、令和の怪物獲得への強い意欲を口にした。 もっとも、米球界の見立てでは、ヤンキースは佐々木争奪戦のフロントランナーでは決してない。同サイトは佐々木の移籍先予想の、各球団フロントへのアンケートの結果も掲載した。それによると1位がドジャースで11票、2位がパドレスで7票。他にはジャイアンツとレンジャーズが1票ずつで、ヤンキースを予想する声はなかった。 やはり大谷翔平、山本由伸と、ダルビッシュ有、松井裕樹が所属するナ・リーグ西地区のライバル球団同士の1、2番人気は揺るがない。他には今永昇太と鈴木誠也擁するカブスや、吉田正尚のレッドソックス、またはマリナーズをダークホースとして名前を挙げた。 代理人のジョエル・ウルフ氏は、ウインターミーティング中のメディア対応で、佐々木の性格からスモールマーケットのチームを選ぶかもしれないと示唆した。同サイトは「それを受けて、ニューヨークの2チームを消すのは早計すぎる」とヤンキース、メッツの両チームにも獲得の可能性は残されているともフォローした。 「思い出してほしい。2017年、大谷がエンゼルスと契約した際のことを。事前にエンゼルスの球団名が注目を集めることはなかった」 7年前の争奪戦を例に、意外なチームが伏兵として浮上する可能性を指摘しているのは同メディアだけではない。25歳未満の海外選手にあたる佐々木は、正式に契約を結ぶことは来年1月15日まで凍結されたが、交渉自体は自由に進めていくことができる。クリスマス休暇前にいくつかの球団と直接面談が行われる見込みで、メッツやヤンキースに続いて、他にも有力球団や思わぬ球団の名前が面談相手として浮かんできてもおかしくはない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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