立派な車海老

立派な車海老はいきがよく、透き通っているのをさっと茹であげる。

車海老の握り

温かさを残しての握り。

「ピノノワール　プライベートリザーブ」

合わせた赤ワインは、余市キャメルファームの「ピノノワール　プライベートリザーブ」。 果実味と花のような軽やかなエレガントさが海老の甘さに合う。これもいいなあ。日本酒も、「勝山　暁」とちょっと珍しいものが供され、リッチなふくらみが海老の味わいを包み込む。それぞれ違う合わせだけど、しっくりくる。

とろけそうなトロ

いくらの小丼の後は、看板のほんとにとろけそうなトロが供され、いよいよラストの握り。

ソーテルヌ・バルザックの甘口ワイン

そこに登場したのは、ソーテルヌ・バルザックの甘口ワインと、滋賀県の四季酒造の貴醸酒。 えっ、これ何に合わせるの？？

箱にぎっしりの小川の雲丹

と思ったら、箱にぎっしりのとろける甘みが感じられそうな小川の雲丹登場！　マジで？？　と思いきや。

ドワジ　デーヌの甘口ワインと相性抜群だった雲丹の握り

合う！　合いました。けっこう普段もお鮨にワインを合わることはあるけれど、これは初体験。 雲丹を口に含んで味わいながら少し温度を上げて、そこに黄金色のソーテルヌの名門シャトー　ドワジ　デーヌのワインを流し込むと、こなれた甘みと優しい酸味がバランスよく雲丹と混ざり合って、ちょっとデザート的なニュアンスさえ出てくる。興味深いマリアージュでした！！

「モンスーン 吟吹雪　古式生もと」

もちろん、先のももと同じ造り手の貴醸酒、「モンスーン 吟吹雪　古式生もと」もとろりと甘口だけど、この吟吹雪という酒米、甘みも上品で、やはり酸があってきれいめな造りなので、雲丹と合う、まさに和製ソーテルヌな感じ！だった。 フォーシーズンズホテル京都をちょっと贅沢に堪能するなら、なかなかないペアリングも興味深いので、お酒好きな人は特に、こちらも選択肢に入れてみては。 ※メニューは今後、変更になる可能性があります。

「笑四季 620 INTENSE　ぶどう」

ちなみに、先の日本酒の「もも」が気になったので、バーで同じシリーズの「笑四季 620 INTENSE　ぶどう」をソムリエさんにお願いして飲んでみた。ほんとにぶどう！　日本酒なのに笑