実力派! 「キーン」初の防水ソックス「ニューポート ウォータープルーフ ソックス クルー」
ソックスが防水になればサンダル履きで水に入っても足が濡れない。水抜けがいいから靴より乾きが速い。防風性もあるため、雨の日も風の日も雪の日も靴に履き替えず、春夏秋冬サンダルで野山も水辺も街も歩ける。目から鱗のアイテムではないか。 フットウェアの常識を覆す「キーン(Keen)」の防水透湿ソックス「ニューポート ウォータープルーフ ソックス クルー(Newport WP Socks Crew)」について、「キーン・ジャパン合同会社」で開発者の秋元直樹さんに話を聞いた。
耐水圧5000mm、透湿性7000g/m2-24hを誇るソックスは「履くレインウェア」だ!
2003年創業の「キーン」は、アメリカのオレゴン州ポートランド発のアウトドアフットウェアブランドで、デビューと同時に発売したサンダル「ニューポート(Newport)」が業界にイノベーションを起こした。つま先を守るデザインで、街でくつろぐもよし、野山を闊歩するもよし。サンダルでどこへでも出かけるスタイルを確立した。
「とくに水陸両用モデルの『ニューポートH2』はポリエステルのウェビングライニングを採用し、水辺のアクティビティを可能にしました。夏は素足にこれを履いてフィールドで自在に行動できます。湖畔や川辺などでは気にせず水に入る。そんな過ごし方ですね」 アウトドアでは春先や秋口、あるいは夏でも高地などは日内の寒暖差が大きく、朝夕に肌寒さを感じることが少なくない。そんなときのためにサンダルと履き替える靴を持参するのは少々ハードルが高いが、ソックスを1足、バッグに忍ばせておくのは簡単だ。 「ソックスに防水性があったらサンダルを通年で、雨の日や雪の日も履けるんじゃないかと思って開発したのが『ニューポート ウォータープルーフ ソックス クルー』なんです。アウトドアの必需品とされる防水透湿レインウェアと同様の3層構造で、防水性能を示す耐水圧は5000mm、蒸れにくさを表す透湿性は24時間で7000g/m2です」
実際に履いて水辺を歩いてみると、その楽しさ、快適さがわかる。ソックスで水に入るなんて、イメージでは水がしみこんでくるに違いないと思えるにもかかわらず、レインウェアで雨の中を歩くときのように皮膚が濡れない。水圧を感じても足は乾いたまま。面白い! なおかつ快適! これまでにない感覚だ。 「水陸両用の『ニューポートH2』と一緒に履く想定で開発した防水透湿ソックスですが、その他のサンダルに合わせても構いませんし、防水ではない普通のシューズと一緒に防水透湿ソックスを履くのもおすすめです。靴が濡れても足が濡れなければ快適さは確保されるわけです」 梅雨時なども、いざという場合のためにレインシューズを用意するより防水透湿ソックスを備えておくほうが、お気に入りのフットウェアを荒天時も活用できてリーズナブルかもしれない。街でもゲリラ豪雨が多発する時期にはバッグに入れておくとよさそうだ。