実力派! 「キーン」初の防水ソックス「ニューポート ウォータープルーフ ソックス クルー」
サンダルやシューズを荒天に耐える仕様にアップデートする機能性ソックス
「ソックスを構成する3層構造はレインウェアでおなじみの防水透湿層(メンブレン)が中間にあり、表地は撥水性のあるナイロンがメイン、肌に触れる裏地は速乾性と通気性と肌触りを考慮してバンブーレーヨンがメインになっています。レインウェア同様に防風性があるので冬もサンダルと防水透湿ソックスで快適に過ごせます」
山歩きをしていて、草に隠れた水たまりや小川のせせらぎに足を踏み入れてしまったことが何度かある。防水性の高いアウトドアシューズを履いていても、深々と水に浸かると靴の中に水が入る。
防水性が高いだけにシューズ内部の乾きが遅く、ソックスにも水がしみて不快なこと限りなかった。
「そういう場合、むしろ防水性がないシューズと防水透湿ソックスの組み合わせのほうが足濡れの不快感が少なかったり、早く解消されたりします。ハイカットの登山靴の中に水が入ってしまったら乾くのに相当な時間がかかりますが、それでもソックスを防水のものに履き替えれば不快さが軽減されます」 多くの家には玄関先にサンダルがあり、ちょっとそこまで買い物に出るとき使うものではないだろうか。雨など降るとサンダルで出かけるのが躊躇されるが、防水透湿ソックスとサンダルなら足が濡れなくてかなり快適だ。実際やってみたから間違いない。 「キャンプに行ったらサンダルで過ごしたいですよね。天気がよくても、朝は露で下草が濡れているからサンダルで歩き回ると足が濡れます。それが平気ならば素足にサンダルでいいですけど、なんとなく足を濡らしたくない場合には防水透湿ソックスを用意しておくことをおすすめします。使わなくても、保険として持っておくだけで心強いものです」
思えば、多湿な日本の気候にはサンダル履きが適している。明治の文明開化期もしばらくは靴よりサンダル履き(草履、下駄など)が多く、靴は軍に入隊して初めて履く人々の語り草になった。素足で寒ければ足袋を履く。そんな伝統を思い起こせば、一年中サンダルと防水透湿ソックスで過ごすアイディアが理にかなっているように思える。