小池知事定例会見6月1日(全文1)議会のチェック機能、情報公開で果たせる
まずなぜ代表に就任するのか?
読売新聞:それに関連して聞きます。今日、代表に就任されるということなので、その代表就任、まずなぜ代表に就任されるのかということと、代表に就任されてどういう、あらためて都民ファーストの中で何をしたいのかということをお答えください。 小池:知事に就任して約300日ということでございます。これまで都政において、知事の役割ということで、予算を成立させ、そして日々の知事としての役割をほぼしっかりとこなすだけではなくて、あしたの道筋もつけてきたかと、このように思っております。そして知事と、そして都議会、議会というのは車の両輪に例えられるわけでございます。あらためて思いますけれども今、都市間競争が激しい中において、そしてまた日本の社会構造、産業構造が大きく変化する中において、日本のエンジンである、この東京がしっかりと確実な歩みどころか、かなり、スピード感を持って、そして待機児童問題から、それから高齢者問題、それに豊洲移転問題からオリンピック・パラリンピックと、このあと、しっかりと確実に進めていかなければならない課題は多々あります。多くは改革を伴うものであります。 ですから既存の利益を守るというだけではなくて、もちろん伝統とか守るべきものはありますけれども、しかしながらこれまでの既存の流れの、それの守護神だけではむしろ東京は変われなくなってしまうのではないか。改革すべきところを大車輪でこれから進めていかなければならない、このように考えているところでございます。 そういう意味では知事とそれから都議会と、二元代表制の下にあって、しっかりと方向性を一(いつ)にし、そしてスピード感を一(いつ)にし、時には議会のほうがむしろリードするぐらいのスピード感を持ってほしいという意味でございまして、その意思をくんでいる、また希望の塾で学んできた塾生を中心とした候補者たちが、しっかりと活動できるような部隊を確保していきたい。それによって都政が、私は前から大改革と申し上げておりますので、それがより充実して、そしてよりサステナブルな東京づくりということを担えるような、そういう環境づくりをしていきたい。そのためには先頭に立っていくということでございます。