「優勝しか狙っていません」FIAモータースポーツ・ゲームスのF4に出場する森山冬星にスーパーGT/FIA-F4からエール
10月20日、スーパーGT第7戦『AUTOPOLIS GT 3Hours RACE』が開催されていた大分県のオートポリスで、シリーズをプロモートするGTアソシエイションは、定例記者会見に先立ち、10月23~27日にスペインのバレンシアで開催されるFIAモータースポーツ・ゲームスのF4に出場することになったHELM MOTORSPORTSの森山冬星の壮行会を行った。 【オートポリスを走る森山冬星】 FIAモータースポーツ・ゲームスは、2019年にSROモータースポーツ・グループがスタートさせたイベント。“モータースポーツ版のオリンピック”をテーマとし、さまざまなカテゴリーを国別代表のドライバーが争い、上位3名にメダルを授与。各国のメダル数で上位を争う。 日本からはJAF日本自動車連盟が各カテゴリー1名のドライバーを選出したが、F4については、JAFからFIA-F4ジャパニーズ・チャンピオンシップを運営するGTアソシエイションに選出の要請があり、実績を考慮し森山を選出し派遣が決定していた。 イベントは10月23~27日にバレンシアで開催されることもあり、FIA-F4のオートポリス大会に出場していた森山とHELM MOTORSPORTSの平木湧也代表は、オートポリスからすぐにバレンシアに向かうことになっていたが、GTアソシエイションの坂東正明代表から「ぜひ壮行会を」と、第12戦の決勝後に行われた定例記者会見に先立ちふたりがメディアの前に姿をみせた。 「こうして選ばれたのはすごく嬉しいですし、フォーミュラで初めての世界戦ということで、しっかりと準備をしてきました。優勝しか狙っていません」と森山は力強くモータースポーツ・ゲームスに向けて意気込みを語った。 また、平木代表は「世界的に見てもFIA-F4はレベルが高く、プロドライバーになっていくドライバーが集まるシリーズだと思っていますし、日本のシリーズもスーパーGTと一緒にやっていて、かなり台数も集まりレベルが非常に高いと思います」と語った。 「日本のレベルがどれほどなのかを世界にみせることができる機会だと思いますし、それに向けて僕たちがいかにバックアップできるかだと思っています。今後の大会に出場するドライバーにも、重要なインフォメーションを残せるようにしていきたいです」 壮行会を行った坂東代表は、ふたりを前に「FIA-F4をきちんとやっている国はそれほど多くない。日本のドライバーが海外できちんと戦えることを示したいし、実績を積み重ねていきたい。きっちりと実力を示してもらいたいと思っています」とエールを送った。 [オートスポーツweb 2024年10月22日]