低山と侮るなかれ! 地元ハイカーに愛される吾妻山ハイクは岩場ありロープ場ありのプチスリリングな山行だった
標高481mの吾妻山は群馬百名山の一座にして、最寄駅の桐生駅から20分足らずで吾妻公園登山口の入り口に立てます。入口には公園駐車場もあり、地元ハイカーのライトトレッキングの場に最適であり、さらにはここ吾妻山から北方に伸びる鳴神山までをつなぐ、約8kmの桐生アルプスの起終点として、遠方からの登山者を受け入れています。 【写真】スリリングな吾妻山登山の魅力をチェックする(全15枚)
駅チカ登山口で駐車場はトイレ完備で出発準備も万全
桐生はJR両毛線とわたらせ渓谷鐵道の2路線と東武桐生線、そして上毛線が西桐生駅で発着と公共交通の便にも恵まれています。またマイカー派には登山口入口となる50台収容可能な吾妻公園駐車場が利用でき、同駐車場からなら登山口まで10分少々ほどと至近です。トイレも設置されているので登山前後も安心ですね。 登山口入口から登山口までは「吾妻山」と「Mt. AZUMA」の表記に従って進みましょう。水道山公園に通じるルート分岐だけ注意してください。誘導路は幅広く、両サイドの樹々が作る木陰が涼やかに感じられ心地好いスタートとなるでしょう。
2ステージ制の男坂/女坂は岩場、ロープ場の練習台に!
登山口に吾妻山登山の心得なる標識が立っています。曰く「急坂の落石、険峻な岩場、露出した木の根などでのつまづき、転倒など、常に事故防止を念頭に万全の体勢を持って臨んでください」とあります。すべての登山に共通の心得、肝に命じてスタートしましょう。登山口から程なくいきなり吾妻山名物男坂/女坂の分岐に突き当たります。初心者や体力に自信のない方は女坂ルートを進んでいいと思います。ここでは男坂を選択しています。 第一男坂は距離も短く、また足の置き場にも困らないので、初心者でも岩場登りの3点支持の練習にもなるルートかと思います。女坂ルートとすぐ先で合流し、ちょっとした眺望ポイントのトンビ岩に立ち寄ることができます。 そして第二男坂/女坂の分岐です。第二男坂は標識にもあるように急登攀なロープのある岩場です。女坂は距離のあり巻道となりますが、トータルの時間に大きく影響するほどではないと思います。不安な方は安心できる女坂一択でも問題ありません。