低山と侮るなかれ! 地元ハイカーに愛される吾妻山ハイクは岩場ありロープ場ありのプチスリリングな山行だった
ベンチ多数の山頂はランチや休憩に絶好のワイドな眺望
山頂は広く、南東側に市街地と八王子丘陵、さらにその先に関東平野を一望できます。また東側はお隣の足利・石尊山やさらには天気に恵まれれば筑波山や宝筺山の茨城の名峰も。標高481mとは思えないパノラマワイドな景観は駅チカ低山ならではのメリットです。地元ハイカーのリピート登山率が高いと言われる所以かと思います。山頂一帯にはベンチが多数。前面に広がる上州の山並みを眺めながらの山頂ランチで、週末ともなれば大賑わいです。 吾妻山山頂からは北東に聳える鳴神山に峰をつなげる桐生アルプスと呼ばれる鳴神吾妻ハイキングコースが伸びています。吾妻山はその第1ピークであり、またラスボス的存在。標識も多数あり、そのうちの一つには、方向案内指示板が7枚。加えて幸福の鈴、平和の鐘の鳴り物までぶら下がって標柱まで大賑わいです。設置されている山頂ボックスには避難小屋などに置かれているハイカー用書き込みノートが置かれており、手に取って斜め読みしているうちに、お尻に根が生えてしまうかもしれませんね。 下山はピストンで。素直に道を辿ると自然と女坂ルートを進む感じになります。くれぐれも足もとだけには注意を怠らずに。時間に余裕があれば吾妻公園の散策も心地いいと思います。季節の花々を堪能できるのも、同山の魅力かと思います。
ソトラバ編集部