膝の大ケガから約1年半ぶりに走る動画をSNSで投稿 「二度と復帰できないかもしれない」と語った元バルサの天才MFが喜びを噛み締める
21/22シーズンはセリエAで13ゴール5アシストを記録した
セリエAのウディネーゼに所属するジェラール・デウロフェウは、自身のSNSにヒザの重傷から18カ月ぶりにトレッドミルでのランニングを行う動画を投稿した。そのポストには走る喜びを噛み締めるメッセージを添えている。 [動画]大ケガから1年半ぶりに走る喜びを噛み締めるデウロフェウ デウロフェウと言えば、瞬発力あるフェイントからのドリブルやミドルシュートを積極的に放つ攻撃センスが抜群のMF。バルセロナのカンテラ出身でジョゼップ・グアルディオラ監督に見出され、2011年に17歳でトップチームデビューを果たした。その後、さまざまなクラブを渡り歩き、2021年にはウディネーゼへ完全移籍し、チームの攻撃の柱として活躍していた。 だが2023年1月に右ヒザの故障で手術。以前、右ヒザ前十字靭帯断裂と半月板損傷の重傷を負っていたため、その影響によるケガの再発だった。手術後、彼は「選手として二度と復帰できないかもしれない」と吐露するほど落ち込んでいた。それだけに今回の走行リハビリはとても嬉しかったようだ。動画で彼は「この瞬間を言葉で表すことはできません。苦労、努力、不安の時間が長かったのですが、もう一度この感覚が味わえるだけでも価値があります」とその感動を語った。そして「みなさんに良いニュースを伝え続けるために、私の大きな情熱を捧ぐサッカー選手としての日々を取り戻すために努力し続けなければなりません」と復帰の決意も表明した。 デウロフェウとウディネーゼの契約は2026年6月まで。リハビリが順調にいけば、来シーズンのどこかで復帰する可能性がある。再び、彼がピッチで躍動する姿に期待したい。