まるで"飲む天津飯"!? 「人生で一番おいしい!」 最後まで飽きずに食べられる工夫が盛りだくさんの愛され看板メニューとは
ほくほくの炒飯に、熱々の麻婆豆腐。人気の町中華には、必ずと言っていいほど常連たちがこぞって注文する看板メニュー、通称「常連メシ」があります。名古屋市南区にある創業10年の「YUAN」の常連メシを取材しました。 【動画】マイルドな味わいの“あん”に、オリジナル味変用ラー油!! 「ふわとろ天津飯」のおいしさの理由はこちら【6分47秒~】
まるで"飲む天津飯" フワフワ、トロトロ食感に舌鼓!
この店の特徴は、階段を上った2階に完備された広々としたキッズスペース。子どもの様子を見ながら食事ができると、ママたちからも大人気です。 そんなママたちがこぞって注文するメニューが「ふわとろ天津飯」。一見オムライスのように見えますが、ナイフで切り込みを入れると、半熟の玉子がトロッと流れ出します。熱々のあんを上からかけると「ふわとろ天津飯」完成!そのふわふわ、トロトロ食感に、常連客も…。 (常連客) 「おいしい! 玉子がフワフワ」 「玉子がかたい、ほかの町中華は。(この店は)やさしい~。玉子もフワッとしてる」 フライパンで溶き卵を弱火で温めた後、ミキサーで撹拌します。最後にもう一度フライパンで形を整えると、中がとろっとろのオムレツが完成。そのふわトロ具合は、まさに"飲む天津飯"です。
女性でも食べやすいようにレシピを大改良 人気メニュー誕生の秘密
「ふわとろ天津飯」を考案した経緯を、オーナーの中森さんに伺いました。 (オーナー・中森雅年さん) 「オープンから3か月、店のウリをつくりたかった。女性目線で、女性が喜ぶものをつくりたかった」 開店当時、子育て真っ最中だったオーナーの中森さんは、「女性でも入りやすい町中華を作りたい」と思い、考案したのが「ふわとろ天津飯」の原型となったオムレツ型天津飯でした。しかし、実際に提供してみると、いくつかの問題がありました。 (オーナー・中森雅年さん) 「大盛りなんです。後半飽きちゃうお客さんもいた。昔は皿に残ることもあって、おいしいけど食べきれない(と残された)」 天津飯を残してしまう女性客が多かったことから、最後まで食べてもらえるように、天津飯のレシピを大改良しました。 (常連客) 「天津飯は普段食べないけど、『YUAN』の天津飯は食べたい」 焦がししょう油で風味を引き立て、毎日12時間以上煮込む中華スープは女性向けにあっさり味に仕上げました。さらに、あんにも溶き卵を加え、マイルドな味わいに仕上げたのです。