米メディアが再キャンプイン大谷翔平の二刀流復活に太鼓判「ロックンロールを踊る準備ができている」
今月下旬の開幕に備えエンゼルスの大谷翔平(26)の二刀流シーズン復活のキャンプが本拠地のアナハイムで再スタートしている。4日(日本時間5日)には、オンライン会見で、新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れ、60試合に短縮された異例のシーズンに向けて「最初から最後まで全力で飛ばしていく」「短期の方が(1年間の投球スタミナの)不安がない」などの意気込みを語った。その会見を米メディアはどう受け止めたのか。 地元のオレンジカウンティレジスター紙は、「大谷は再び苦痛なく二刀流を行うことを長い間、待ち望んできた。新型コロナウイルスの影響で約3カ月半開幕が遅れる間、大谷はトミー・ジョン手術のリハビリに17カ月以上を費やしてきた。今、彼はついにそのゴールを見ることができる。大谷はもう一度、二刀流選手になるだろう」と伝えた。 同紙は5日に大谷が26歳の誕生日を迎えることを紹介した上で、オンライン会見の中から「隔離の間は、野球の練習以外はほとんど何もせず、野球場かジム以外の時間は寝ていた」というコメントをピックアップ。ジョー・マドン監督の「大谷の努力と献身に対する印象を深めた」というコメントも紹介。「大谷が2018年に見せたレベルの投球ができれば、エンゼルスは大きな力を得ることになる」とまとめた。 MLB公式サイトは、「大谷が二刀流選手として『ロックンロール(を踊る)』の準備ができている」との見出しを取り、二刀流復活に向けて万全の準備が整ったことを伝えた。 同メディアは、「マドン監督が言うように、二刀流のスター大谷は、今シーズンはピッチャーとDHの両方ができる。トミー・ジョンと左ひざの手術を経た大谷は、本来はマウンドに戻ることを5月中旬まで待たねばならなかったが、開幕が約4カ月遅れたことで大谷は完全に健康となった」と異例のシーズンがプラスに働いたと紹介。 「大谷は、3月中旬にスプリングトレーニングが中断されてからも、トレーニングと練習を続けておりトミー・ジョン手術のリハビリのために同球場で練習することを例外として認められていた」とし、「彼は金曜日にブルペン投球を行い、数日以内に打者相手に投球する次のステップへ移る」と現状を伝えた。