突然庭に現れた野良猫が、子猫1匹だけ置き去りに 毎日窓越しにじっと見つめる姿に心が動かされ…5年後の幸せな姿にほっこり
元保護猫の男の子「ちゃちゃお」くんと、X(旧Twitter)ユーザー・おすよさん(@osuyolupin3)との出会いは、ある日、突然訪れました。 【比較写真】ガリガリに痩せていた外猫時代と現在…ビフォーアフター姿に胸を打たれます 飼い主さんのおうちの庭に、野良猫の母猫が子猫3匹を連れてやって来たのです。そのうちの1匹が、茶トラのちゃちゃおくんでした。 そして、母猫は、ちゃちゃおくんを置き去りにしてどこかへ……。ちゃちゃおくんは、一晩中、鳴きながら家のまわりをさまよっていました。
ちゃおちゃおくんの保護を決意
飼い主さんは、ちゃおちゃおくんの鳴き声が気になって眠れない夜を過ごしたそうです。 「翌朝から、ちゃおちゃおは、家の縁側近くに毎日やって来るようになりました。そして、窓越しに家の中をじっと見つめ始めたのです。当時、我が家には先住猫の「おいち」がいたため、ちゃおちゃおを家に入れることはできず……。しばらく庭先で世話をしていました」 そんなある日、ちゃおちゃおくんと飼い主さんに転機が訪れます。 「ある日、車で娘と出かけていたとき、路上に横たわっている猫の姿が目に入りました。茶トラの猫だったため、『ちゃおちゃおがひかれた!』と思い、病院へ連れて行こうとしたのですが、その猫は息を引き取ってしまったのです」 その猫ちゃんは、ちゃおちゃおちゃんではありませんでした。飼い主さんと娘さんは、猫ちゃんの亡骸を家に連れて帰り、『マル』という名前を付けて弔ったといいます。そして、このことがきっかけとなって、飼い主さんの心境にある変化が起こったそうです。 「万が一、ちゃおちゃおが家族に懐かなかったとしても、一生大切にしよう』と思いました。そして、保護することを決めたのです」
ちゃおちゃおちゃんとの新生活がスタート
庭で接していたときは、「シャーシャー」と威嚇し警戒心を緩めなかったちゃおちゃおちゃん。ところが、保護して2日経つころには、ガラリと様子が変わったといいます。 「私たちの膝上に自ら乗ってくつろぐほど甘えん坊になりました。とても人懐こくて驚いたのを覚えています」 また、ちゃおちゃおくんは、先住猫の「おいち」ちゃんと生活をともにしながら、その生活習慣やルールをすぐに覚えたそうです。 「とても行儀が良い子になりました。おいちも、ちゃおちゃおのことを認めている様子。すべてを『しちゃダメ』と怒るのではなく、ちゃおちゃおのことを認めつつ許しているように見えます。猫同士毛づくろいをしあう姿を見たいと思うこともありますが、焦らず、見守っていきたいです」