人気エディター・川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」休日ごはんはベランダで
大切な人が喜ぶ顔を思い浮かべながらあれこれメニューを考えて、料理に合わせて器を選ぶ。頻度は高くないけれど主人とブランチをしたり、友人を自宅に招いてモーニングをしたり。心地よい風を感じながらベランダで食べるごはんが好きです。 ベランダごはんの魅力は時間やまわりを気にせず、食事が楽しめるところ。カフェやレストランよりもお互いリラックスして話ができるし、「混雑してきたから早くお会計しなきゃ!」なんて急かされることもない。いまでは週末限定のちょっとしたイベントになっています。
メニューは旬の野菜がメイン
肉や魚より、主役は旬の野菜。というのも、普段、主人は朝食やランチを摂る時間がないくらい忙しなく過ごしているので、休みの日くらいは野菜中心のメニューでリセットしてほしくて。サラダを中心にパンや卵と、誰の家にでもあるような食材を使うので、実はそんなに手の込んだものではいないんですよ。
意識しているのは盛り付け方
ただ、盛り付けだけはいつもより丁寧にしています。ドーンと大皿に盛り付けて取り分けるのももちろんいいけれど、ベランダごはんの時は1人分ずつ、きちんとセッティングするのがお約束。お料理もお皿いっぱいにのせるのではなく、少し大きめのプレート(7寸~8寸)に余白を持たせたり、パンをバスケットに入れてホテルの朝食のように演出したり。あれこれ考えながら盛り付けるのが楽しいんです。こんなことができるのも、きっと時間と心に余裕がある休日だからこそ。
この日はグリルした野菜がメイン
ズッキーニやししとう、かぼちゃといった旬の野菜を断面が見えるようにカットしてから焼き色をつけ、自家製ディップといっしょにいただきます。キッチンで調理したフードを運ぶのも自宅ならすぐ。それに自宅のベランダなら誰に会うわけでもないから、ノーメイクに起き抜けの格好でもオッケーなのがうれしい(笑)
旬の野菜が主役のサラダプレート
切って盛り付けるだけのサラダプレートも、葉付き人参はオリーブオイルとビネガーであえてラペに、紅大根やマッシュルームは薄くスライスして、きゅうりやかぶはザクザクと大きめにカット。いろいろな食感が一度に楽しめるようにひと工夫を。