最新エッセイ集も売行き好調! ハライチ岩井さんに聞く、食べることへのこだわりと向き合い方【前編】
――趣味は、車、バイク、アニメ、漫画、ピアノ、ギター、麻雀、インラインスケート、それから最近はドローンの講習、映画や美術館めぐりと、ものすごくアクティブです。休みの日にボーっと寝たりすることはないんですか? うーん、ないですね。寝なくていいんだったら寝たくないです。寝なくて良い体になりたいですね。寝る時間がもったいないし、寝るのがそもそも怖い。なんか寝ている間って、何なんだろうって思いますね。赤ちゃんみたいで無防備でしょ。寝るの怖いなって思うことありますよ。
こだわりなし!? 食に関する岩井さんの考え方
――岩井さんは食べログ信者だと公言していますが、お店選びのポイントなどあれば教えてください。 食べログの点数はかなり重視してますね。「点数が低くてもウマい店はある」と周りから言われたりもしますが、美味しいのに点数が低いということは、味以外の部分でどこかで嫌な思いをするということですから。総合的に良いお店に行きたいですね。 「食楽web」の取材でこんなこと言うのはアレなんですけど、正直、メシの旨さは70点以上あれば、全部100点だと思ってます。もっと言えば、10段階で3あれば10でOKです。味がマズいと思ったことはあまりないですね。店がそこそこキレイで、接客もそこそこよくて、嫌な思いをしなければいい。 自分の生き方的に、「これが良いんだ!」と思ってやらないことが、唯一「食」なのかもしれません。ソツなくこなせて、炎上しない総合的に優秀なヤツが重視される今のテレビ業界みたいな。全然好きじゃないですけど、食だけはそれをやってますね。
インタビューは後編に続く!
前編ではエッセイ本の内容を中心にお話を伺いました。後編では、岩井さんの食にまつわること中心にお話を伺います。乞うご期待あれ!
矢巻美穂(やまき・みほ) 国内外の旅行雑誌を中心に活動するカメラマンで、撮影から執筆・編集作業まで行う。単著としてネパール、台湾、ウズベキスタン、韓国、ウラジオストクなどのフォトガイドブックを執筆。近著は『東京で台湾さんぽ』(イカロス出版)。また、YouTubeで「旅ちゃんねる MinMin Tour」をオープン。これまで取材に行って、本当に美味しかった店や行ってよかった人気スポットを紹介。
矢巻美穂(やまき・みほ)