中高年の意外に寂しい人間関係。新SNS「Mozi」が解決してくれますか?
Twitter創設者の1人として知られるエヴァン・ウィリアムズ氏が、新しいSNS「Mozi」を発表。 MoziについてNew York Times紙に語ったウィリアムズ氏いわく、自分自身の希薄な友人関係が開発のきっかけになったといいます。
リア友とリアルなスケジュールを共有
Moziはリアルな友達とリアルに繋がるプライベートなSNS。旅行や出張などの自分のプランを、訪れる場所(イベント)とスケジュールで入力すると、その時同じ場所にいるMoziフレンド(電話番号などから登録、相手もMoziユーザーの必要あり)を表示してくれます。偶然近くにいる友達を探しやすく、大きな労力をかけずに気軽に誘えるのがメリットです。
50歳目前、友達がいない…
ウィリアムズ氏いわく、50歳目前で自分の人間関係をふと振り返ったといいます。Moziを発表した自身のブログでこう語っています。 「今は友人関係を育み楽しくしているが、過去にはそうでもない時期もあった。50歳の誕生日パーティー招待客のリストを作ろうとして、寂しいことに気がついてしまった。 自分の人生の節目を一緒に楽しみたいと思える固いつながりの友人が、私にはいなかったのだ」 ネットワーキングではない、本当の人間関係を映し出すかつてのアドレス帳のようなものが欲しいと思ったのが、Mozi開発のきっかけだといいます。 毎日の暮らしや仕事に追われ、古くからの友人と疎遠になってしまうのは、テック界のビリオネアも普通の人も同じ。どんなに気が合う友人でも、どんなに一時期毎日一緒に過ごした親友でも、関係を継続する努力をしなければ、それは薄れていきます。会いたいと思っても、どこにいるのか、いつなら会えるのかわからず、結局声をかけられないまま。気がつけば、友人と呼べる人は周りにいなくて…。 ウィリアムズ氏は現在52歳。50歳目前で人間関係の再構築の必要性を感じたのは、40代から50代でやってくるというミッドライフクライシスが影響しているのかもしれません。 孤独や焦燥感を、Moziは緩和することができるでしょうか。
そうこ