<IFA>Anker、新オープン型完全ワイヤレス「AeroFit 2」。特殊構造で小さくたためるヘッドホン「Space One Pro」も
ドイツ・ベルリンで世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA2024」が現地9月10日まで開催。Ankerは開催に合わせて、オーディオブランドのSoundcoreより、オープン型完全ワイヤレスイヤホン「AeroFit 2」とワイヤレスヘッドホン「Space One Pro」を発表した。AeroFit 2の価格は未定だが、10月21日に発売予定。Space One Proは199.99ユーロで、9月19日に発売を予定する。 【画像】通常の50%サイズ? 特殊な折りたたみ方で小さくなったヘッドホン AeroFit 2 Soundcoreブランドのオープン型完全ワイヤレスイヤホン「AeroFitシリーズ」の第2世代モデル。2つのカーブを用いたデザインを採用。音が出る部分の角度は4段階で変えられるため、耳の穴の位置にあわせてスピーカー部分を調整できる。これによって、音漏れも最小限に押さえているとのこと。BassTurbo構造を採用し、活気のある低音を追求した。 柔軟性のあるアームを使用し、圧力のないフィット感を実現したという。コーデックはLDACをサポートし、ハイレゾオーディオワイヤレスにも対応。連続再生時間はイヤホン単体で10時間、ケースとの併用で42時間。ケースはワイヤレス充電にも対応する。 Space One Pro Space One Proは、ねじるように折りたためるようなFlexiCurve構造により、折りたたみ時のサイズを従来機から50%削減したというヘッドホン。コンパクトなため旅行や通勤に最適だとしており、別売で専用トラベルケースも34.99ユーロで用意。トラベルケースは、外側と内側の両方に耐水性のPUレザー素材を採用する。 4段階のノイズキャンセリングシステムを搭載。6つのマイクによりリアルタイムでノイズを検出してキャンセルするという。また、ユーザーの装着状態と動きに合わせて秒間3回の調整を行う「アダプティブANC3.0アルゴリズム」により、ノイズキャンセリングを最適化。さらに拡張チャンバー設計により遮音性を強化している。 ドライバーサイズは40mmで、振動板にはポリエーテルエーテルケトン(PEEK)とポリウレタンを用いた3重複合素材を採用。歪みの最小限に抑えた忠実性の高いサウンドにより、クリアでバランスの取れたオーディオを実現するとしている。また4つのマイクとAIアルゴリズムにより、通話でもクリアな音声を実現するという。 ANCをオンにした状態で最大40時間、オフにした状態で最大60時間のバッテリー駆動に対応する。USB-Cポートからの急速充電をサポートし、5分で8時間の再生が可能。Bluetooth ver5.3に対応し、Google Fast Pairをサポート。コーデックはLDACをカバーしており、ハイレゾワイヤレスとハイレゾオーディオの両対応をアピールしている。また、Doby Audioにも対応する。 2種類のBluetoothスピーカーも登場 併せて、小型のBluetoothスピーカー「Select 4 Go」とパーティー向けのBluetoothスピーカー「Rave 3」も発表した。Select 4 GoはIP67の防水性能を備えるモデルで、出力は5W、連続再生時間は20時間。2台用意することでステレオ再生にも対応する。また、Rave 3は160W出力と12時間のバッテリー再生に対応。曲からボーカルを除去するカラオケ向け機能も搭載する。
編集部:平山洸太