大阪コロナ追跡システム29日から運用へ 吉村知事「不特定多数の人が出入りする施設には利用してもらいたい」
USJも営業再開の際は導入する意向を示している
吉村知事は会見で、このシステムについてはテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」とも仕組みについて意見交換していることや、USJ側も営業再開の際は、このシステムを導入していきたいと話していることなどを明かした。 また、USJで設置される場合は、アトラクションごとではなく、個別の飲食店などで実施の意向があるということも明かした。そして、7月末までに基準等も含めて運用状況をみて、修正も考えていきたいたいという。 今回の導入に吉村知事は「できるだけ多くの不特定多数の人が出入りする施設には利用してもらいたい」と話している。
通天閣のライトアップ「もうしばらくご協力をお願いできたら」
会見ではこのほか、新型コロナウイルスの警戒状況を、太陽の塔や通天閣の協力を得てライトアップで周知していることについて、当初予定していた5月末までの予定から、少し延長する意向を示した。通天閣とは現在調整中であることを明かした。 吉村知事は「みなさん通天閣をみてらっしゃるので、通天閣さんにはもうしばらくご協力をお願いできたらなあと思っています。ずっとではなく、6月中どこかの段階で大阪モデルの指標も含めて専門家会議で判断したいと思っており、その時期まではなんとかお願いできないかなと。やはり全国の緊急事態宣言が解除されて数日しかたっていないので、もう少し様子を見るというか安定させるまでご協力をいただけたらなと思っています」と話していた。 また、太陽の塔については、これからもずっとライトアップしていくと話している。
28日に新型コロナウイルス対策本部会議実施へ
このほか、吉村知事は、あす28日午後3時半から、大阪府新型コロナウイルス対策本部会議を実施すると発表し、集団感染が発生した施設に対して引き続き行っている「休業要請」について、専門家を交え、解除できるかどうか判断すると話していた。