日本社会は「統一感があるが、伸びやかさがない」小池都知事会見11月18日(本文2完)
感染拡大時に各種宣言を出す考えは
小池:どうぞ。 朝日新聞:朝日新聞の本多と申します。コロナ関連でまず1点お伺いしたいと思っております。政府がこの冬のコロナ流行に向けて、都道府県知事が大人数の会食自粛などを要請できる対策強化宣言と医療非常事態宣言というのを出せるように決めました。都道府県の裁量に任されるものとなりますが、こうした政府の対応への評価と、また、東京都内で感染拡大が起こった際にこうした宣言を出されるお考えが現時点で想定としてあるのかどうかというのをまずお伺いできますでしょうか。 小池:先ほどからお伝えしているのは、危機管理として医療提供体制を整えていますよと。そのためにも都民の皆さまや事業者の皆さんにご協力をお願いしますよと。そのために攻め、守り、備えということを3本、分かりやすくお願いしたところであります。その上でさまざまな危機管理としての対策が必要になってくるかと思いますけれども、まずその前に、今、8波の入り口のところだと考えられるという専門家の皆さんのきのうの発言でした。そこの、一種、今が踏ん張りどころだということで、第7波のときはすごく急峻に、ぽーんと跳ね上がった感染者数ですけれども、今度のはちょっとそれとはまた違うねというようなことなどもよく見ながら、また専門家の先生方のご意見なども参考にしながら、今後の対応策を決めていきたいというふうに思っております。 また一方で、国の経済との両立という観点もありますけれども、それらの、進めるのと抑えるのと、どうやって整合性取って効果が表れるようにできるかなど、それらは判断していきたいと思いますが、国としての方向性などについては整理をお願いしますということは、すでに要望として出させていただいているところです。
国政に復帰する考えはあるのか
朝日新聞:ありがとうございます。もう1点、ちょっと話題変わって、先ほども質問であった10増10減の関連なんですけれども、東京都内だと5つ選挙区が増えるということで、知事が衆議院議員時代の地盤とされてた10区も区割り変更の影響を受けると思うんですけれども、現時点で知事ご自身が国会、国政に復帰するお考えがあるのかというのと、あと、都民ファーストの特別顧問もされてると思うんですけども、そちらでの擁立というのは現時点でどのようにお考えでしょうか。 小池:想定していない質問なのでお答えしかねます。ただ、あまり区によって分断が激しいと、やはりいろんな行政としての受け止めと、それを国政に運ぶという、伝えるという点では、なんて言うんでしょうかね、整理が必要なときもあるかなというふうに思います。また実際に候補者や、また議員の活動というのが幾つもの行政区にまたがると非常に、なんて言うんでしょうかね、忙しくなると、分かりやすく言えばね。そういうことにもつながってくるかなと、このように思います。以上です。隣どうぞ。TBSさん。