最新バイク界隈ショートニュースまとめ〈2024/10/23~11/7〉
[ホンダ] スーパーカブ50が生産終了(11/1)
ホンダは、「スーパーカブ50ファイナルエディション」を受注期間限定で発売すると発表した。これによりスーパーカブ50の生産終了が確定し、50ccとしてのスーパーカブの60年以上に渡る歴史にピリオドが打たれることになる。価格は29万7000円。受注期間は2024年11月8日(金)から11月24日(日)までで、12月12日(木)に発売される。 原付一種は、電動アシスト自転車や特定小型原付の登場により需要が減少したことで年々販売台数が減少しており、また国際基準におけるいわゆる原付一種に相当する規格(110cc)と乖離しておりスケールメリット(量販効果)を見込めず、開発費や導入コストを回収できないことから、近年は原付一種の新規開発が途絶えていた。そして2025年11月に施行される2輪車排出ガス規制の強化に伴い、かかるコストに対して利益が望めないことから、これ以上の生産継続は困難とバイクメーカー各社は判断。2024年にホンダ/ヤマハ/スズキの3社は原付一種の生産終了を宣言した。 スーパーカブは近年、シフトチェンジの物珍しさやアニメ等の影響、そして歴史的価値から趣味性の高さが認められており、一定数の需要が見込めることから、ファンモデルとして生産を継続するのではないかといった推測もあったが、このたびファイナルエディションの登場が宣言されたことでスーパーカブ50も生産終了することが確定した。
[カワサキ] W230/メグロS1を発売(11/1)
カワサキは、W230およびメグロS1を発売すると発表した。同2車種は以前より国内導入が予告されていたが、今回の発表で具体的な価格と発売日が明らかになった。 価格はW230が64万3500円、メグロS1が72万500円。両車とも発売日は11月20日(水)。 W230は、フィンを持った空冷単気筒エンジンやワイヤースポークホイール、そして小排気量にふさわしいコンパクトなスチール製ダブルクレードルフレームによって、昔ながらのバイクのスタイルを再現。また、ティアドロップタンク/丸形二連メーター/丸目ヘッドライトや丸型のウインカーなど、全体的に丸みを帯びた優雅なデザインとしている。どこか懐かしさを感じるスタイルと優しいデザインが安心感を感じさせるバイクだ。 メグロS1は、目黒製作所生誕100周年の節目に登場したモデルで、カワサキモータースジャパンの新メグロブランドとしてはメグロK3に続く2車種目となる。同車はW230をベースに、今からちょうど60年前に目黒製作所が最後に開発したメグロSGT(カワサキメグロSG)をオマージュしたデザインとしている。黒を基調にめっきをふんだんに取り入れ、質感の高さを視覚化。またタンク部にはメグロのエンブレムが施されている。このエンブレムは職人による手作業で色付けされた、こだわりの逸品だ。フューエルタンクのエンブレムのみならず、サイドカバーやスピードメーターにも惜しみなくメグロのロゴが印字されている。メグロブランドの正統なる血統を感じる、W230の上級仕様だ。