フリックはガビ、デ・ヨングら“復帰組”をどう活かすか決めかねている? 絶好調だったバルセロナが迎えた正念場
2位レアルとの勝ち点差は1ポイントに
シーズン開始当初は圧倒的な攻撃力を武器に相手を粉砕していたバルセロナだが、ここへきて勝ち点の取りこぼしが増えてきた。 先日行われたラ・リーガ第15節ではラス・パルマスに1-2で敗れてしまい、これで11月10日のレアル・ソシエダ戦(1-2)、続くセルタ戦(2-2)と、リーグ戦では3試合連続で白星を逃している。気付けば2位レアル・マドリードとの勝ち点差は1、3位アトレティコ・マドリードとの勝ち点差は2に縮まり、優勝争いの行方はまだまだここからだ。 ハンジ・フリック率いるバルセロナはなぜ苦戦しているのか。スペイン『SPORT』は、少し変わった悩みが生まれているのではないかと見ている。 それが『負傷者の復帰』だ。本来は歓迎すべき話だが、負傷から戻ってきたガビ、フェルミン・ロペス、フレンキー・デ・ヨングら中盤組をどうチームに組み込むべきかフリックが悩んでいるのではと同メディアは見ている。 開幕当初より中盤には負傷者が出ていたが、今季は若いマルク・カサドが躍動し、ペドリらとともに上手く中盤を回してきた。そこにガビ、ロペス、デ・ヨングらが戻ってきたわけだが、まだ個人パフォーマンスが上がっていない選手もいる。長期離脱していたガビ、まだ途中出場がメインのデ・ヨングも状態はまだ100%ではなく、フェルミン・ロペスもまだ不安定か。 1-2で敗れた先日のラス・パルマス戦はマルク・カサドを出場停止で欠いており、中盤ではガビとペドリが先発。さらに2列目ではパブロ・トーレ、フェルミン・ロペスが先発し、FWラミン・ヤマルがベンチスタートとなっていた。ヤマルがスタメンから外れた試合を落とすのもこれが初めてではなく、フリックは戻ってきた選手をどうチームに組み込んでいくか考える必要に迫られている。 次節のマジョルカ、その次のレアル・ベティスも決して楽な相手ではない。前半戦の正念場を迎えたと言えるが、バルセロナは首位を守れるか。
構成/ザ・ワールド編集部
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