大阪府・吉村知事が定例会見6月10日(全文4完)現時点で住民投票延期は考えていない
維新としてどう戦略を立てているのか
記者:すいません、今の都構想の件に関してなんですけれど、一方で住民に対する説明みたいなことも秋口とかに行ったほうがいいんじゃないかという声もあるんですけど、その辺り、維新としてどのような戦略を立てているのかお伺いしたいです。 吉村:感染状況がどうなるかというのもきっちり見ながら進めていきたいと思います。感染症対策というのを第一に取りながら、ただ、人間としての活動を全てやめるのが僕は是とは思ってませんので、感染症対策を取りながら取りうる方法・手段で、府民、市民の皆さんに都構想の必要性なり意味と意義というのをお伝えしていく努力をしていきたいと思います。 具体的にこういった活動をするとかいうところまではまだ詰めれてはいません。この間、コロナ対策にずっと僕自身も注力してきましたので、維新の戦略本部会議もある意味ちょっと止まってるような状態にもなってたので、どういった活動で進めていくかということについて、今この場で、こうやって進めていきますというのがあるものではありませんが、ただ、緊急事態制限も解除されて、今も0人とか1名とかというような状況で、それとは別に感染症対策は進めていきますが、感染症の対策を取りながらそういった都構想の意義とか効果とかをお伝えできる方法というのは考えながら組織として進めていきたいとは思ってます。党として。
住民にどこまで伝えていけるのか
記者:単純に前回と比較すると、前回、住民説明会をかなり何回もされてたみたいなんですけど、そこが今後できない可能性がかなり高いということですよね。その辺りがどこまで伝えていけるのかというところがあるのかなと思うんですが、その辺りはいかがですか。 吉村:なので、最後に判断するのは9月になるだろうとは思ってます。そのときの、いわゆるコロナの感染状況だとか動きだとかというのも、今の判断とはずいぶん違う状況になってると思います。今と1カ月前のコロナの状況はまったく違うわけなので。だから最後は、7月にいったん政治的な判断しますけど、9月が最終判断だと思ってますから、もし9月にやるとなれば今度は、これは大阪市になるけども、住民への説明というのは法廷の定められたことになるので、その中での住民の皆さんへの説明会というのはきちんとできるような形を取っていくということになるだろうとは思います。具体的にどういう方法になるかというのは、この感染症の状況なんかも見据えた上で判断するということになるかと思います。 だから今の段階でやめますとか、反対派の人はやめろやめろって言うんですけど、賛成派の人はやるべきだという意見だし、僕自身は人間の活動を全て止めるもんでもないと思ってるし、感染症対策を取りながら、特に民主主義の根幹といわれるようなものについては、選挙も含めて僕はやっていくべきなんじゃないかなという考え方です。ただ、これはやっぱり感染の状況を見ないと、これは今の僕の考え方だから、感染の状況によってはこれが変わってくることもあり得るとは思います。 司会:ほかにいらっしゃいますか。