50代「年収500万円の夫」に絶望を叩きつけた…ゴミ箱のレシートで発覚した「美容師の妻」の衝撃の秘密
妻の贅沢に糸が切れた
「いやね……お金がない、教育費が大変ってずっと妻が言っていたのを信用していたんですよ。だけどね……妻がときどきママ友と豪華なランチを食べたり、いい化粧品やバッグを買っていたことがわかったんです。 たまたまリビングのゴミ箱近くに落ちているレシートを見つけちゃってね。20万円のバッグとか、うちみたいな庶民の家でやめとけって思いますよ、僕は月に3万円の小遣いだっていうのに」 どうやら妻は、祐太さんに内緒でそれらを購入し、地味な紙袋に入れてクローゼットの奥に隠していたそうだ。それらの高級品は“ママ友との外出用”だったそうで、家族の外出の時に使用することはなかった。たまたまリビングのゴミ箱近くに落ちていたレシートを見つけ、奥さんを問い詰めたのだという。 「妻が言うにはね、娘はふたりとも私立なので、ママ友さんたちはみんなお金持ちらしいんです。だから、それなりのものを持っていなきゃとか、ランチだって一流ホテルは当たり前だと。 自分がパート美容師をしていることも、ママ友たちにはナイショなんだそうです。しかも、カードローンで200万円くらい借金をしていた。なんでも、昔からちょこちょこブランドものの宝石を買っていたりとか、スピリチュアルなママ友さんからブレスレットなどっも買っていたみたいです。 なんかねえ……そういう言い訳を延々としている妻を見ていたら、ものすごく腹がたってね。僕、気づいたら“ふざけんなよ!”って怒鳴り散らしてたんです。 妻を怒鳴るなんて、結婚して……いや、つきあいはじめてからはじめてでした、あんなこと、だから妻もすごく驚いていたけれど、もう僕は止まらなかった。しばらく怒鳴り散らしていて、それからはもう、妻とは必要なことしか話さない……話せなくなってしまいました」 不幸中の幸いだったのは、祐太さんが怒鳴り散らした夜は、ふたりの娘さんたちはまだ塾から帰宅していなかったことだ。怒鳴り声を娘たちに聞かれることはなかった。しかし逆に言えば、娘さんたちがいなかったからこそ「僕はブチ切れてしまったのかも」と、祐太さんは言う。 それまで、自分の気持ちを押し殺してがんばって働いてきたのにこれかと。もう糸が切れてしまったのだ。 「それまで妻にお給料を渡していましたが、蓋をあけたら、ほとんど貯金もしていなかった。妻が“私の名義で学資保険をしているから、娘たちの学費はだいじょうぶ”と話していましたが、それもなかった。 どうやら、途中までは貯蓄していたらしいのですが、塾やら私立やらに行かせているうちに、解約をしてぜんぶ使っちゃったみたいなんです。娘たちの大学はこれからなのに、学資保険ゼロ、貯蓄もほぼゼロですよ……いや、ぜんぶ任せてきた自分も悪かったんですけどね。信じていたんです。信じ切っていました」