小3・小1・年長の3人の親で、いわゆる「多子世帯」です。「大学無償化」の恩恵で、第1子の大学費用は心配しなくても大丈夫ですよね?
1人暮らしの生活費を捻出する際には毎月いくら貯蓄すれば良い?
1人暮らしの大学生であれば、毎月13万円ほどの生活費がかかるというデータを踏まえ、親としてどれくらい仕送りをすれば良いのでしょうか? 一概には言えませんが、同じく全国大学生活協同組合連合会の調査では、1人暮らしの大学生に対し、親からの仕送りなどは平均で毎月7万120円です(支出額との不足分については奨学金や子ども本人のアルバイトなどでまかなっている)。 この金額約7万円を今回のケースの第1子に仕送りするためには、小3から高校3年生までの10年間に毎月いくらの貯蓄が必要なのかを計算します。 まず大学時代の仕送り総額ですが、4年制大学の場合は次のとおりです。 ・7万円×12ヶ月×4年=336万円 そのため、小3から高校3年生までに毎月貯める必要がある金額は次のとおりです。 ・336万円÷12ヶ月÷10年=2万8000円 この金額は第1子だけですので、第2子・第3子の分も考えると、より計画的に貯蓄をする必要があるでしょう。
必要な金額を計算し、計画的に貯蓄しよう
子どもが3人いた場合でも、大学の費用が全てかからないとは限りません。早めに必要な金額を計算し、計画的に貯蓄をしたいところです。 大学にかかる費用を全て自力で捻出するのが難しい場合、奨学金や教育ローンなどの選択肢もあります。ただ、貸与型の奨学金は子どもが将来返す必要がありますし、子どもが在学時にどれくらいアルバイトなどをするかによっても、親が工面する金額は変わってきます。 子どもが小さいうちは、可能な範囲で計画的に貯蓄を進めるとともに、大学進学前には子どもとお金についてよく話し合っておきましょう。 出典 文部科学省 高等教育の修学支援新制度 全国大学生活協同組合連合会 第59回学生生活実態調査 概要報告 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部