大日本印刷Web担当者の「社内評価を大幅アップ」させた“サイトリニューアル成功”の全貌!
自分が担当しているページがどのくらい見られていて、他サイトと比較してどうなのかを自覚してもらうため、次のような「コンテンツ通信簿」を作成し、2カ月に1回配布。データドリブン思考の種まきを行った。
その結果、Web担会議の場では、「ディスクリプションのないページが○ページあります」など、具体的な改善提案が提出されるようになった。また、成果の出ているページの担当者には、施策の実施ポイントを発表してもらっている。 ■ 3. ほめあう文化づくり 成果を出しても、直属の上司は「できて当たり前」という感覚のことが多い。それでは担当者のモチベーションもあがらないので、「ビジネスWebコンテンツ大賞」というコンテストのようなものを開催した。1年間のコンテンツ通信簿の結果から、好成績の事業部門を選出し、そこのWeb担当者に役員から表彰してもらうというものだ。会社の上層部から直接表彰されるという環境をつくれたことで、意欲的な若手が出てきたという。
Web担当者発信で新しい取り組みを
以前からよくいわれていることだが、「データをもつ者が強い」ので、まずは解析レポートをつくることが大切だ。さらに、「いい出す人」と「進める人」の役割分担を明確にし、成果を出せる仕組みをつくることが大事になる。 伝統企業のDNPで、これだけの改革を行ってきた。Web担当者発信で新しい取り組みに挑戦してほしいと田口氏はいう。もし上司の説得に困ったら、「他社はこれが常識ですよ!」が効くそうだ。試してみてほしい。