大阪都構想 住民説明会10月4日午前(全文5完)元戻りしないよう仕組み見直したい
市民にとってのメリットが理解できない
住民6:すいません、座ったままで。ご説明ありがとうございました。私も大阪市民で、政令指定都市の大阪市に住んでいることを誇りに思っているんですけれども、その大阪市の政令指定都市をやめて特別区にすることと、今の政令都市であることをてんびんにかけられて特別区にすることのほうがいいんだよっていうふうにおっしゃっているんですけれども、やっぱり何回説明を聞いても住民、大阪市の今の住民にとってのメリットが、どうも私は理解できないんです。 二重行政っておっしゃるんですけども、ここ2人で仲良く維新の方々が市長、府知事を務められてやって、うまくいって、二重行政もうないはずなんです。もう二重行政ないんやったら本当にそんなのする必要あるんですかっていうのが質問です。大阪市民にとってのメリットを教えてください。お願いします。 松井:大阪市民の皆さんへのメリットというのは、役所からするとサービスを拡充できているかどうかだと思います。これ、先ほども説明の中で申し上げましたけども、こども医療費助成の拡充だとか、それから給食無償化だとか。これ全て財源が必要です、財源が。財源があって、こういうサービス拡充できるんですけど、これまで、府市がばらばらであれば、その財源を確保するための成長、これ財源の多くが、やはり景気が良くなることでの税収のアップですから、そういうものがやっぱりどうしてもサービスを拡充するためにも必要。
実現するための組織をつくってこなかった
で、今は、先ほど説明させてもらいましたけども、僕と橋下さんの時代から、今、吉村知事、先ほど申し上げました、組織が、一元化でものを動かす組織があるんです。これは橋下さんのときには大都市局、今は副首都局。一元化でものを動かす組織をつくっています。この組織をつくる権限っていうのは、人事権と予算権を持つ知事と市長でしかできないんです。これは、僕と吉村さんは今同じ方向を向いていますから、この組織をこれからも維持して動かしていこうよ、同意できています。 でも事実として、橋下さんが知事、平松さんのときは、このような組織ができておりません。それまで長い間、話し合いしていたんです。太田さん、磯村さんのときも、もっと言えば岸さんや、そういう時代のときも。歴代そういう話し合いは、大阪府と大阪市、話し合いはしていた。でもそれを実現するための組織をどちらもつくっておりません。これ一緒につくらな駄目なんです。片方だけでつくっても駄目。要は、何が言いたいかというと、人間関係でこの組織を一緒につくれる人間関係じゃなければ今の状況は元に戻ってしまいます。 で、なぜ政令市を、じゃあ返上してという話ね。先ほど僕が統合案件申し上げました。例えば保証協会、それから研究機関。政令市であれば、もう一度自分たちでつくる力が残るんです。保証協会、今1つになっています。今度、政令市長、違う、考え方の違う人になれば、いや、もう大阪府の保証協会、そんなの要らん、大阪市は大阪市でつくろうよと言えば、これはまたつくれます。戻ってしまうんです。そういう形をつくらないための制度として役所の仕組みを今回見直したいというのがわれわれの思いであります。どうもありがとうございました。 司会:ご質問ありがとうございました。先ほど多くの方が手をあげていただいており、まだまだご質問もあるようですので、少し終了時刻を延長したいと思います。では、ほかにご質問のある方は挙手をいただきますようお願いいたします。では2番目の扉の、こちらの、右側の、【*****02:04:37】、真ん中のほうの方。