宮里藍、渋野日向子、古江彩佳も届かなかった…23歳西郷真央が米女子ゴルフ“新人賞”を受賞「34年ぶり…日本人からなぜ受賞者が出なかった?」
米挑戦1年目から発揮した安定感
新人賞の獲得のカギとなるのは、ルーキー特有の“洗礼”に耐えられるかどうかだ。毎週のように、難易度の高い、しかも初見のコースに挑むため、練習日からコースを把握しなければならない。過度なプレッシャーにもさらされながら、なかなか休息を取ることも難しい。さらに米ツアーはアメリカ本土にとどまらず、ヨーロッパやアジアに転戦するため、時差ぼけや生活面でも不慣れなことに直面するケースが多い。ゴルフ場内外でも戸惑う要素が多々あり、ルーキーが年間通して本来の実力を発揮することは並大抵のことではない。 そんな中、西郷はこの1年、安定した成績を見せつけた。 7度のトップ10入りを果たし、CMEグローブ・ポイントランキングでも日本人最上位の6位に入った古江に次ぐ9位。パーオン率75.7%は全体の4位にランクインしている。米ツアー初優勝は来季以降に持ち越しになったが、7月の「Danaオープン」終えた時点で新人賞争いで1位に浮上すると、最終戦までトップの座を走り続けた。 シーズン後半は「賞に手が届きそうになるのを意識しすぎてナーバスになったことがあった」と打ち明けたが、調子を大きく崩すことはなかった。それには、過去の経験が活きている。 「“あれ”がなかったら、今の自分じゃないと思うので。当時を乗り越えられたこともそうですけど、ああいう経験をしたことによって、今の自分があるのかなと」 西郷が言う“あれ”とは、2022年のことだ。当時、国内ツアーの前半戦で5勝を挙げたにもかかわらず、シーズン後半はドライバーの絶不調に陥り、最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で大会史上ワーストとなる通算35オーバーの最下位に沈む屈辱を味わった。報道陣に「ゴルフをやりたくないと思った」と漏らしていた。 次に西郷がカップを掲げたのは2023年11月の「伊藤園レディスゴルフトーナメント」。1年半ぶりの優勝だった。 スランプから脱することができたのは、スイング動画に要因があるという。
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