どんなテンションでやっていいかわからなくて――渡部建、東野幸治と振り返るこの2年
2020年6月、自身のスキャンダルを理由に芸能活動を全面自粛したアンジャッシュの渡部建(49)。そこから長くテレビの世界から離れていた彼は、2022年2月に千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』に出演して活動再開を発表した。しかし、現在に至るまでほかの番組には出演していない。 そんな渡部のことをずっと気にかけていたのが先輩芸人の東野幸治(55)である。『行列のできる相談所(当時は行列のできる法律相談所)』でも共演していた彼は、番組内でもたびたび謹慎中の渡部のことを話題に出し、本人とも連絡をとっていた。 芸人として渡部は今後どのような道を歩んでいけばいいのか。一流の「芸人司会者」でもある東野が、先輩の立場から渡部の相談に耳を傾けて、エールを送る。(取材・文/ラリー遠田/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル RED Chair編集部)
「どんなテンションでやっていいか分からない…」
渡部:おはようございます。改めてありがとうございます。よろしくお願いします。 東野:作務衣っぽい感じの衣装やんか。 渡部:こうやって衣装を着るのって2年ぶりなんですよ。メイクさんもスタイリストさんも2年ぶりに会っていて。衣装も何を基準に選んでいいかわからないんで、全部お任せしました。今日どんなテンションでやっていいかわからなくて。今も『白黒アンジャッシュ』には出ているんですけど、恐縮しすぎると「いつまでそんなテンションでやってるんだ」って言われるし、通常通りやると「お前、そんなに反省してないな」みたいになるし。 東野:いや、もういつも通りでええんちゃう? 渡部:本当ですか?
東野:全く気にせずやったほうがええと思うで。(島田)紳助さんが引退される前にちょっと問題があって休んだことがあって。俺は『行列』を一緒にやってたから、大丈夫かなと思ってた。でも、いざ本番ってなったら、通常よりもアクセル踏んでしゃべってた。だから、渡部もちゃんと謝るところは謝って、本業に入ったらいつも通りでもええんちゃうかな。 渡部:はい、わかりました。 東野:実は3カ月前ぐらいにも、渡部とフット(フットボールアワー)の後藤(輝基)とご飯に行ってるんですよ。そのときはお店の予約とかも全部、渡部が仕切ってくれて、上座を2つ空けて待っていて、注文も全部やってくれて。でも、しゃべっていてだんだん楽しくなってきたのか、途中から後藤にもビールを注文させたりとか。 渡部:してないですよ!(笑)やめてください。最後までちゃんとやりましたよ。 東野:まあまあ、喜々としてしゃべってたから。元気そうやなと思って、俺はうれしかったのよ。