「クマを殺すな」「山に返せ!」クマ駆除に抗議する人たち…ハンターから銃を取り上げた行政の怠慢「クマが私の上にのって頭を噛んでいる!」
クマは隙を逃さず襲ってくる
最近でもアメリカでこんな事件が起きている。タイラー・ジョンソンさんは、今年の8月、米国アラスカ州クーパーランディングで父親とともに狩りを楽しんでいた最中、予期せぬヒグマの襲撃を受けた。 彼らは復活のパストレイル付近のキャンプ地から一日約15マイルのハイキングを経て、目的地に到着。翌日は狩りのために山を登ったが、動物の姿はほとんど見られなかった。その後、地図上で古い馬のトレイルを見つけ、父と共に探索を開始。するとフラッグの位置が途切れ途切れになり、踏み跡がわずかに見えるだけの密林の中を進むことになった。その道を進むうちに、父が前方でフラッグを見つけ、そこに向かっていたとき、突如としてタイラーさんの横から熊が現れ、うなり声を上げて彼らに襲いかかった。 タイラーさんの父親が「クマだ!」と叫ぶと同時に、クマは低い唸り声を上げ、突進を開始。タイラーは金色の毛が草に溶け込むように見えたが、クマがこちらを驚かせたと同時に自分たちも驚いたのだと感じた。タイラーさんは銃で応戦を試みるが、ホルスターから銃を取り出す際に手間取ってしまった。クマが彼に突進する中で、タイラーさんは自分の脚に誤って発砲してしまい、さらにクマに圧倒される形で地面に押し倒されてしまった。 彼のバックパックが少しは防御になったものの、クマはなおも彼を攻撃し続け、タイラーさんは瞬間的にクマの胸や頭部を目掛けて発砲し続けた。7発を撃ち込んだ後、クマの反応に変化が見え、ついに倒れる様子が見えた。すべてが数秒で進行する中で、タイラーさんの父親は息子を撃たないように配慮しつつ別の角度からクマに攻撃を加え、最終的にクマは力尽きた。もし、タイラーさんが銃を持っていなかったら、クマはタイラーさん親子を殺していたかもしれない。確かに、パニックになって自分のことを銃で撃ってしまったものの、殺されるよりはマシだろう。銃に危険があるのは当然のことだが、日本の警察のような愚かなことをするのはいささか違和感を覚える。 他にも9月下旬に以下のような事件があった。44歳のアマンダ・コンプトンさんは友人のニコラス・オールさんと共に、北米で最もクマが多い地域のひとつであるアドミラルティ島で鹿狩りをしていた。
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