海外メディアは全英女子OPで連覇狙う渋野日向子の「スマイル」に注目「風速45メートルの中でも笑顔のままだろう」
女子ゴルフの「AIG全英女子オープン」がいよいよ明日20日にスコットランドのロイヤル・トルーンGCで開幕する。日本人初のメジャー連覇に挑む渋野日向子(21、サントリー)が18日、オンラインによる公式会見に臨み、「楽しみが6、(プレッシャーが)4。自分なりに楽しめたらいい」と心境を語ったが、公式サイトや現地メディアも渋野のプレーに注目している。 LPGAの公式サイトは「渋野日向子がAIG女子オープンのタイトル防衛に準備する今もなお笑顔」との見出しを取り、公式会見を行った渋野を取り上げた。 記事は、「2019年8月4日に渋野の人生が変わった」と書き出し、「ウォーバーン・ゴルフクラブの18番ホールでバーディーパットをねじ込み、渋野は海外初試合となった2019年のAIG女子オープンを制して世界のゴルフ界に自己紹介を果たした。そのキラキラと輝く満面の笑みから、スマイル・シンデレラと呼ばれ、彼女は、母国に戻ったとき、多くのメディアの注目の的であることに気付いた」と、サプライズとも言える昨年の優勝を紹介した。 昨年の大会が開催されたウォーバーン・ゴルフクラブでは「馴染みある樹木や緑の多いレイアウトに心地よい驚きを感じていた」という“スマイル・シンデレラ“が、今大会では、打って変わって難解なリンクスコースに挑むことについても好意的に取り上げた。 「彼女は、先週のスコットランド女子オープンで、リンクスのゴルフを味わい、79と77を叩く苦戦を見せて予選落ちした。(男子の)全英オープンを9度開催しているロイヤル・トルーンは、まさに典型的なリンクスのレイアウト。渋野は2011年のヤニ・ツェン以来となるAIG女子オープンの連覇に挑戦する上で、何が自分に直面すること(課題)になるのかを理解している」 “前哨戦”のスコットランド女子オープンでは、リンクスコースの洗礼を受けて予選落ちしているが、公式サイトは、「もちろん彼女は顔に笑顔を浮かべてコースに向かうだろう」という見解を示し、「渋野はブルック・ヘンダーソン、アシュリー・ブハイと同じ組で、木曜日の午後12時49分にタイトルの防衛戦が幕を開ける」と締めくくっている。 地元紙のザ・スコッツマン紙も「風速45メートルでも、渋野日向子はトルーンで笑顔のままだろう」との見出しを取り、渋野への期待を記事にした。