高木真一(No.96 K-tunes RC F GT3)「今回は3位なので、必ずふたりでまた優勝したいなと思う」 | SUPER GT 2024 第7戦 オートポリス【SUPER GTあの瞬間】
── スタートから猛追してポジションアップに成功。11周目にはクラストップだったNo.777 D'station Vantage GT3を抜いてトップに立ちましたね。
高木:勝負に出たのは1コーナーです。僕がアウトからブレーキングして、で、インサイドにはD'stationさんがいました。で、クロス(ライン)をかけて、1コーナーの立ち上がりで右に並んだ感じ。で、それで3コーナーの飛び込みで抜いたような感じにでした。D'stationさんのクルマと僕たちは同じダンロップなんですけど、タイヤのサイズがちょっと違うんですよね。同じメーカーでも、全部が全部一緒じゃないんです。多分、D'stationさんも今年から(SUPER GTを)走ってるので、オートポリスのデータがなかったと思うんです。だから、そういう部分ではちょっと僕たちのほうにマージンがあったのかも。実際、全然ペースが違っていたので。これまでのレースでは、D'stationさんに付いていくような感じですし、ポイント争いも(D'stationは)上位にいるんで、今回はなるべく助け合うようにレースができればいいかなと思ってたんですけど、ベース的には僕らのほうが速かったようです。たあ、僕たちも表彰台を狙わなきゃいけなかったので、ちょっと抜かせてもらいました。その後は、一気に差が離れてたんで、僕たちのクルマのポテンシャルがすごくいいんだなと改めて思いました。もうフルプッシュで走ってましたね。
── 気がつけば、2位以下に20秒ほどの差をつけました。にも関わらず、23周目のアクシデントでFCYからSC導入となり、せっかく築き上げたギャップがリセットされてしまいます。こういうとき、ドライバーの心境は?
高木:もう、“激おこ”です(笑)。 むっちゃ無線で怒ってましたね。“ピー”って音が出るようなことを、ずっと叫びながら走っていました(笑)。
── 大差がリセットされてなおトップを走るなか、33周終わりで1回目のピット作業を迎えました。ほぼ予定どおりでしたか?