高木真一(No.96 K-tunes RC F GT3)「今回は3位なので、必ずふたりでまた優勝したいなと思う」 | SUPER GT 2024 第7戦 オートポリス【SUPER GTあの瞬間】
── 確実にチャンスを掴んで3位へ。そして残り16分にまたしてもSC導入となりました。2番手の2号車の存在が気になったのでは?
高木:確か2号車とは、結構差があったと思うんですよね。10~20秒ぐらいあったはずです。さすがにそこまでは追いつけないですよね。こちらのほうが速かったとしても結構リスクがあると思っていたし、基本的にセーフティカーが入らなくても2号車には全然追いつける感じではなかったです。それに、僕としては表彰台に乗りたかったので、表彰台という目標に達することができたんでホッとしてました。
── オートポリスをいい流れで終えることができました。残り2戦はどんな戦いにしたいですか?
高木:もてぎに向けて調子を崩したくないし、タイヤ開発も含めていい方向に行ってると思います。クルマ的にはどうかわからないですけど、(最終戦となる)鈴鹿は比較的RC Fがいい結果を出してることが多いので期待できそうです。12月の鈴鹿は、誰も走っていないコンディション。すごい涼しいというか寒いので、とんでもないタイムが出ると思いますね。なので、また違う意味ですごく楽しみです。GT300クラスに参戦する多くの人たちにとって、この寒い鈴鹿を走ることはすごく刺激的だと思うので、楽しみにしています。ノーウェイトの鈴鹿はダウンフォースが出てパワーも出るから、多分今までのレコードを2秒ぐらい上回るんじゃないかなと思ってるんですよね。タイヤウォーマーは使えませんが、ダンロップタイヤはウォームアップがすごくいいので、そこをうまく活かしていけたらなと思います。
── では、最後に。今一番興味・関心のあることは何か、教えてください。
高木:なかなか難しいな(苦笑)。だって僕といえば、もう“釣り”しかないんだもん。釣り竿をどれにしようかなとか、仕掛けどれにしようかなっていう、そういう……でも、それだと面白くないですよね。でも、釣り以外ないなぁ。やっぱり、釣りですね(笑)。
文:島村元子
島村 元子