高木真一(No.96 K-tunes RC F GT3)「今回は3位なので、必ずふたりでまた優勝したいなと思う」 | SUPER GT 2024 第7戦 オートポリス【SUPER GTあの瞬間】
高木:ほんとはFCYが導入された周あたりでピットに入りたいと話していたんです。そのタイミングがズレたのですが、それはあまりにも僕のペースが良かったから。ちょっと(タイミングを先に)伸ばすと、後半のタイヤが楽になるっていう計算もあったんですよね。だから、もし2位を走ってて前が抜けないという状況……本来はその予定だったんです。ぶっちぎる予定じゃなかったので、(FCY~SC導入はピットインを)少し延ばしにした矢先だったんですよね。(本来は)25周くらいに入る予定ではいたんです。なので、その部分に関してはちょっと運がなかったのかなと思います。
── 2回目のピット作業を終え、新田選手に代わり再び高木選手がコースへ。この時点で、No.88 VENTENY Lamborghini GT3がダントツのトップ、続いてNo. 2 muta Racing GR86 GT、No. 6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI、そして96号車の順でした。終盤、どのような攻防戦になると予想しましたか?
高木:後半は順位がよくわかっていなかったんです。僕らがピットインする前に、もう何チームもがピットに入った後のセーフティカーだったので、『これはもう表彰台はちょっと厳しいな』っていう状況になったと思いました。前のスティントで新田さんも徐々に追い上げて5位ぐらいのポジションまで来ていたんですけど、そこでピットに入ったら、またリセットして7、8番手になるかなと思ってたんです。
── そんななかで荒れ模様の展開になり、他車に影響が出たことでポジションアップしました。
高木:そうなんですよね。がんばって(前後が開いた状態で)ひとりで走ってたんです。ちょうど僕が(コースに)出たときはBMW(No.7 Studie BMW M4)がうしろにいたんですけど、それも引き離して。また、前には誰もいないような状態だったんです。なので、もうほとんどクリアラップのような状態で、『追い上げられるまで追い上げよう』と。フェラーリ(No. 6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)が20秒ぐらい前を走っていたんですが、ペース的に(6号車に対して)1周あたり3秒ぐらい速くて。最後のほうに追いつくということだったので、がんばって走っていたんです。そうしたらフェラーリがタイヤ交換でピットインしたんで、3位に上がることができました。