高木真一(No.96 K-tunes RC F GT3)「今回は3位なので、必ずふたりでまた優勝したいなと思う」 | SUPER GT 2024 第7戦 オートポリス【SUPER GTあの瞬間】
── 残り7分で赤旗となりましたがその時点でアタックしておらず、タイムがまだ出ていなかったのでヤキモキしたのでは?結果、ワンアタックになりましたか?
高木:いや、(ピットがGT300クラスで)先頭だったので、2、3周できたと思いますよ。そういう意味では1周できなかった人もいる一方で、最後の最後にアタックした人がやっぱり上位に来た感じでしたね。そのなかでもダンロップタイヤさん(のパフォーマンス)が良くてね。残り10分ぐらいで僕が(コースに)出ていったとき、徐々に(タイヤを)温めていこうと思ったんですけど、その温まりもすごく良かった。そういうところでもダンロップさんにはすごく感謝してます。
── “いける”という感触もあったアタックだったと?
高木:うん、本当そうですね。(タイヤを)温めていって赤旗が出てしまって。これで(セッションが)なくなったら終わりだけど、タイヤの温まりの感じからすると、『このあと再開されたらいいところまで行けるな』っていう感触がすごくありましたね。結構いい感じでした。
── 4番手という好位置は、“してやったり”の結果だったのですね。その後、4時間半くらいでウォームアップ走行になりました。通常の倍の長さである 40分間でしたが、チームとしてどう時間配分してスタートの準備をしたのですか。
高木:スタート担当が僕だったので、スタート用タイヤのチェック走行と、その後に新田さんのスティントで使うかもしれないというもう1種類のタイヤのチェック走行をふたりで分けてしたような感じでした。セットも少しアジャストして決勝に挑んだような感じですね。
── 日差しも出たり出なかったりと不安定なの天気でした。どういうことに注意しての戦いになると考えていましたか?
高木:一昨年や昨年のデータからすると、逆に気温が高い状況でのレース経験というかデータがなかったので、僕たちとしては、あのときのような曇りから少し晴れるぐらいまでのコンディションが良かったんじゃないかなと思いますね。あの状況よりも晴れて路面温度が上がると、ちょっと裏目に出たかもしれない。なので、路面温度とかそういう部分ではちょっと味方してくれた部分もあるのかなと思います。