高木真一(No.96 K-tunes RC F GT3)「今回は3位なので、必ずふたりでまた優勝したいなと思う」 | SUPER GT 2024 第7戦 オートポリス【SUPER GTあの瞬間】
── 天候不良の影響で、決勝日の朝8時から予選となりました。とても慌ただしかったと思いますが、いかがでしたか?
高木:僕も長年(レースを)やってるけど、こういうスケジュールが初めてなのかどうかはわからなくて。ただ、僕は“釣り師”なんで、早起きは全然慣れてるんで全然問題なかったんです(笑)。新田さんが寝起きでボケーっとしているより、もう僕が(アタックに)行ったほうがいいんじゃねぇの!? みたいな話になってましたね(笑)。
── 早起きが得意だから、高木選手が担当!? そんな話ですか?
高木:うん、そういう話です(笑)。こんな朝早くから(予選アタックに)行けないよぉ、なんて言いながらね。僕がとりあえず(予選に)行ったんですけど、いずれにしろ、その前日に(天候不良でセッションが中止となり)走行していないのでデータもないですし、今までの蓄積されたデータのなかで予選一発行くしかないっていう感じだったし。そういう部分では、クルマもタイヤのセットも比較的良かったんです。ダンプ(路面がまだ少し濡れている状態)コンディションのなか、スリックタイヤでしっかりタイムを出せたのは、チームに感謝したいですね。
── 30分間のセッションでは、どういう時間配分をしましたか?
高木:30分のあいだに(路面が)乾いていくという状況だったので、タイムを出すのは一番最後だっていうのはわかってたんです。だけど、一番怖かったのは、赤旗とかいろいろな問題があったときに途中でアタックしかけて終わるっていうことくらい。最初、レインタイヤで行こうと思ったんですけど、ちょっとエンジンがかからなくて、ちょっとアタックできなかったんです。で、残り20分では最初レインタイヤで10分? 8分かな? アタックして、最後にスリックを着けてアタックしました。そのなかで一回赤旗が出たんですけど、僕たちのチームはピットの場所が(GT300クラスで)一番前だったので、赤旗でリセットされて残り5、6分のセッションを先頭でコースに出られたことは、僕たち的にちょっとありがたくて。そういう運もあったのかなと。予選ではそういうふうに感じました。もっと速い人も絶対いたと思うんですけど、そういう部分でも予選はちょっとラッキーだったかなと思いますね。