高木真一(No.96 K-tunes RC F GT3)「今回は3位なので、必ずふたりでまた優勝したいなと思う」 | SUPER GT 2024 第7戦 オートポリス【SUPER GTあの瞬間】
「あのとき、何があったの?」__ レースウィークの出来事、ドライバーに話してもらいたいと思いませんか? タフなレースを終えたドライバーに改めて話を聞く「SUPER GT あの瞬間」。2024年シーズンもレースの舞台裏に着目し、ドライバーの気持ちをコラムでお伝えします! 高木真一選手「今回は3位なので、必ずふたりでまた優勝したいなと思う」
SUGOに続き、荒れた天候に見舞われたオートポリス。土曜日に実施予定だった予選は日曜日の朝へと延期。午後から決勝を行なうワンデーレースとして開催された。慌ただしいスケジュールのなかで迎えたレースも、FCYやSCが多発する。そんな波乱含みのレースで躍進したのが、No.96 K-tunes RC F GT3。レース巧者ならではのパフォーマンスと引き寄せた運を最大限活かし、今季初の表彰台を獲得している。躍進のポイントがどこにあったのか、高木真一選手に訊く。
── 2022年に新田守男選手とコンビを再結成。ふたり一緒の表彰台は、2010年第6戦鈴鹿(No.43 ARTA Garaiya)以来ですが、どんな気持ちですか?
高木真一(以下、高木):K-tunes Racingに入って3年目かな? 僕としては新田(守男)さんと(再びコンビを)組んでから、表彰台になかなか乗れず、結果も出ず、っていうのがやっぱりすごくプレッシャーになってたんです。ですが、今回、いろんな状況ながらトップを争えるクルマになって。K-tunes Racingとしても表彰台に乗るのが目標だったし。本当に久しぶり(の表彰台)だし、新田さんと一緒に表彰台上れて良かったと思うんですけど……本当はね、1位が良かったかなぁと思うんです。だって、それぐらいのパフォーマンスがクルマとタイヤにはあったので。“タラレバ”ですけど、セーフティカーとかそういういろいろなものがなければ、優勝に近いパフォーマンスは出せたんじゃないかな。今回は3位なので、必ずふたりでまた優勝したいと思っています。多くの方から声援やお祝いのコメントをいただいて、本当に感謝ですね。こうやって50歳……もう半ばになるふたりがレースをやっているんで、“中年の星”としてこれからもがんばっていきたいなと思います。