2.8万人もの恋愛相談実績を持つプロが指摘、多くの人が実はできていない“復縁連絡”の心構え「反応を見て、次の一手を打つ」
■“冷却期間は必要ない”「反応を見て、次の一手を打つ、この繰り返しです」
━━連絡をとるとしたら、まずはメールで謝罪をして、復縁したい気持ちを伝えたいと考えてしまいますが、それは間違った方法なんですね。 岡田:復縁したい側は謝りたいし、後悔やまだ好きでやり直したい気持ちを伝えたいと思うのは当たり前だと思います。けれど、別れを決めている側からしたら、そんな話は聞きたくありません。どんなに自分は反省していて、変わったから許してほしいと思っても、相手が求めてくれなければどうしようもありません。その気持ちを伝えるためには、まずは、相手が聞いてくれるタイミングを作ることが必要で、そのためには、他愛のない話から、相手の警戒心を解いて、会話ができる状態を作る必要があります。 ━━だから最初は、未練がないような素振りをするべきと? 岡田:カラッとしているなと思わせないと、相手の警戒心は下がりませんからね。例えば、前の晩にお母さんと大喧嘩して、翌朝、食卓の空気がピーンと張りつめていて、目も合わさないような雰囲気のとき、だからといって、前の晩の喧嘩の話をしたり、「ごめんなさい」とか言いませんよね。シラッとしたまま、必要最低限の会話だけしていくうちに、4~5日経って、一緒にテレビを観ていたときに、自然といつのまにか普通に戻る。このイメージです。女性は白黒つけたがるけれど、男性はシラッとしていてくれたほうが戻りやすいので、この方法が男性には一番有効です。 ━━逆に、やってはいけない方法はありますか? 岡田:つきあっていたときとガラッと態度を変えてしまうことです。例えば僕の名前だと、つきあっていたときは「ヒロくん」って呼んでいたのに、急に「岡田さん」と呼んで、敬語になってしまう人がいます(笑)。そんな極端なことをしたら、相手は一層警戒してしまいます。喧嘩をしても、シラッとして、変化をつけないことです。 ━━復縁を成功させるためには、別れてから連絡をとるまでに一定の冷却期間を置くべきだと言われていますが、どのくらい置いたらいいのでしょう? 岡田:僕は、冷却期間は必要ないと思っています。よく3ヵ月とか言われていますけど、その通り、人間の心理は動くわけではありません。彼女のことで腹が立っていて話したくないときもあれば、仕事が忙しくて余裕がないときもあるし、逆に精神的に余裕があるときもある。人にはバイオリズムがありますから。一番いい方法は“後出しジャンケン”です。ジャンケンで絶対負けない方法は後出しジャンケンですよね。そのように、まずは他愛のない、自爆しないような軽いメッセージをポンと投げておいて、様子をみる。そして反応を見て、次の一手を打つ。これを繰り返していって、会える状態まで持って行きます。