大阪府・吉村知事が定例会見10月7日(全文2)都構想で消防・防災体制が強化される
大阪府の吉村洋文知事は7日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「吉村大阪府知事「65歳以上の高齢者はインフルワクチン無料接種できる」(2020年10月7日)」に対応しております。 【動画】吉村大阪府知事「65歳以上の高齢者はインフルワクチン無料接種できる」 ◇ ◇
極めて脆弱だが実行していきたい
吉村:だからこれは人間関係なので、人間関係に基づいて今の松井市長と僕の同じ、ある意味政策を掲げて一緒になってるから、なんとかぎりぎりそういうのをつくってやっていけますけども、これはすぐまたばらばらになるだろうと。そうなったら実行できないと思います。 これは、かつての大阪市と大阪府の歴史を見たときに、もちろん大阪府でも共産党の知事が誕生したこともありましたが、自民党系の知事・市長が誕生しても、じゃあその大阪府知事と大阪市長というのは連携してできたのかと、同じ成長戦略を描けたかといったらまったく描けてこなかったわけですから、これは既存の政党ではできない、維新の会がなんとかそういった府市の二重行政は良くないよねというのを1つの大きな党是としながら生まれて、そして今、たまたま知事・市長になってるというので、こうやって実現できていますが、これが別の関係になれば、これは実現できないと思います。 ただ、今は僕と松井市長で、そういう人間関係でなんとかやろうと思っているので、それを実行している最中です。極めて脆弱だけど、これは実行していきたいと思っています。これを安定的なものにしていこうということです。
都構想後の中小企業施策は?
日刊工業新聞:ありがとうございます。財界への取材中に質問があったんですけれども、都構想後に税制改正をして、固定資産税を減税するですとか、中小企業への具体的な恩恵について何か考えているところがあれば教えてください。 吉村:まず具体的な政策というのは、これは選挙ごとにいくらでもつくっていくことができると思います。都構想というのは制度論ですから、この制度になって、具体的に税金、固定資産税を減額するとか、そういったものとはちょっと切り離して考えなきゃいけないんじゃないかなというふうに思っています。今の段で、都構想になったらこの減税をするとか、そういったことは特には考えてはない。その政策をつくって実行する上でも、それを実行する組織がまず必要じゃないですかということです。 日刊工業新聞:組織が重要というのは非常に分かるんですけれども、その中身がやっぱり分かりにくいというのが結構意見としてはすごく多いので、政策としてお話しできる部分というのは少ないのかもしれないですけれども、今お考えの部分だけでも教えていただければと思うのですが。 吉村:それはもう今までバーチャル都構想としてやってきましたら、この5年間。大阪府市で一体の成長戦略も掲げています。それを確実に実行していくということになると思います。かつての府市の状態に戻れば、今掲げている成長戦略も実行できなくなりますよということだと思います。その先、大阪都というのはきちんと制度として確立する。これは2025年からになりますけども、それは当然そうなってきたときには、そのときのある意味リーダーの下で、実行できる体制を整えているわけですから、いろんなさらなる成長戦略とか、そういったことが練ってこられるんだろうと思います。 だから今はバーチャル都構想で府市一体でやる政策というのを掲げて実行中ですし、これはある意味実績も積んできていますから、それを確実に実行していきたいと思います。 日刊工業新聞:ありがとうございます。 司会:次のご質問をお願いいたします。