大阪府・吉村知事が定例会見10月7日(全文1)東京を代替できる副首都目指す
大阪府の吉村洋文知事は7日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「吉村大阪府知事「65歳以上の高齢者はインフルワクチン無料接種できる」(2020年10月7日)」に対応しております。 【動画】吉村大阪府知事「65歳以上の高齢者はインフルワクチン無料接種できる」 ◇ ◇
65歳以上の府民にインフル予防接種を推奨
吉村:私からは2点です。まず1点目ですが、1点目はインフルエンザと、そして新型コロナの同時流行に備えまして、高齢者の方のインフルエンザワクチンの、65歳以上の方の予防接種の推奨についてです。 まずこちらにありますとおり、今年の冬、本格的に新型コロナの初めての冬を迎えるということになります。また、冬には毎年インフルエンザが流行しますので、それがダブルでピークになったとき、どう対応していくのか。できるだけダブルでピークにならないようにしていくということが重要ですし、もう1つはやはりそれによって命が失われる危険が高いのは高齢者の方という属性も、これは出てきています、事実として。ですので、できるだけ、高齢者の方の命を守るということに取り組んでいきたいと思います。
同時流行させないことが重要
また併せて、非常に症状がインフルエンザもコロナも似ていますから、そういった中で医療機関が新型コロナかインフルかちょっと分からないということで、殺到するようなことになると、これは医療機関のほうがどうしても医療崩壊に近づいてきちゃう、医療資源がものすごくそこで使われてしまう、そういったことをあらかじめできる限り防ぐ措置として、今、インフルエンザのワクチンがありますから、そこについて65歳以上の方を推奨し、また大阪府の政策においては65歳以上の方については自己負担ゼロで、今年の冬についてはインフルエンザのワクチンが、接種が受けれるようにという施策も実施しているところです。 まずこちらにありますとおり、これは新型コロナウイルスの重症例の年齢別の割合、そして死亡者数の割合です。第2波の状況です。第1波も非常に近い傾向にありますが、第2波の状況です。 まず60歳以上で重症になられた方の割合ですが、60歳以上の方で約76%です。重症者の方の76%は60歳以上です。そして死亡者数にいたりましては、60代以上の方で96%です。70代以上で見ても86%です。お亡くなりになられた方の分析をしますと、70歳以上が86%、60代以上で96%、50代にいたっては4%、40代以下は死亡者数はゼロという特徴があります。 つまり今回の新型コロナウイルス、第2波を経験して今、分かっていることは、やはり高齢者の皆さんが命が奪われやすい、非常に傾向が顕著です。ですので、高齢者の皆さまの命を守るというのが非常に重要、インフルが入るときに同時流行させないということが重要だと思っています。 同じく季節性のインフルエンザについて見ますと、これも同じような傾向です。お亡くなりになられる方の60歳以上が93%です。ですので、70代以上になると、これは87%という形になりますから、ほぼ、やはり季節性のインフルエンザでお亡くなりになる方は、高齢者の方が多い。これはどうしても高齢者の方、抵抗力がそんなに強くないというのもあると思いますし、基礎疾患を持たれている方も多いということもあろうかというふうに思います。 ですので、もちろん僕らみたいな世代もそうですし、特に子供もそうです。これはみんなにとって脅威だというのは当然そうなんですけども、なぜ高齢者の方が先、先行するんだと、あるいは無償化するんだということのご意見はあろうかと思いますけども、こちらによって明らかなとおり、まず命を守るという観点から見たときに、やはり高齢者の方に非常に偏っているという傾向にあります。次お願いします。という状況ですので、この新型コロナとインフルの併発による高齢者の重症化を防ぐというのが1つ。