大阪市・松井市長が定例会見11月5日(全文2)広域行政一元化のルール作りたい
公明党の2年前の案を基に?
時事通信:8区っていうのは公明党の2年前の案を基に、それを、また新しい案にすることなく、2年前の案を決定されていくっていう? 松井:だって、あれ公明党さんが了承しているわけだから、もう決まるじゃない、それで。だからあの8区案っていうのは公明党プランなんだから。これは住民の皆さんの身近な仕事をする行政区が機能強化されるということで、僕はプラスだと思いますよ。基礎自治体の仕事の強化という意味では。 だから、でもこれを維新でただ振って、今過半数ないから。やっぱり公明党さんプランなんで、公明党さんがこういう結果を受けたんで、ぜひ区役所機能を強化しようよという、そういう形でやっぱり判断をしてもらいたいと。それはもう僕に聞かんと、皆さん公明党さんに聞いてよ。公明党さんはそれをいいと言ってたわけだから。ただこれ自民党は大反対しますからね。選挙区変わるから。そこで公明党さんが今回の住民の民意を受けて、どういうふうに腹をくくれるかだと思います。われわれは賛成します。 司会:大阪日日新聞。
道州制という話も出ているが
大阪日日新聞:大阪日日新聞の木下です。今の総合区案なんですけれども、もうすでにといいますか、公明党さん全体ではないですけれども、一部の中では総合区案をもう一度っていう声は実は上がっております。 松井:じゃあやろうよ。 大阪日日新聞:ただ全体に広がっているっていうことではなくて、ベースにあるのは、【制度 00:40:47】の議論は続けていかないといけないっていうことがありまして。 松井:あのさ、続ける、続けるって、2年も3年も、5年も10年も続けてたんではできません。その案は公明党さんがやるということで役所だって作ったんだから、吉村市長時代に。やるっていうんなら、もうわれわれは全面的にやりますよ。 大阪日日新聞:もう一方で、道州制という話も出てまして。 松井:もう道州制の話はええわ。でけへんよ、そんなもん。できません。これはもう、道州制できるっていう人がおるんのやったら、もうできる、なんて言うかな、処方箋書いてから言ってほしいのよ。できません。 大阪日日新聞:どちらかといえば経済界のほうにおいての実情ですけれども。 松井:できません。 大阪日日新聞:理由はどういうところででしょう。 松井:道州制って、それこそ全員身分変わるのよ。僕はもう大賛成よ。関西州、知事1人なるんだもん。今、何人いるの? 議員何人おるの? これ全部、議会過半数、知事選、市長選、関西のそれを勝ちきらんとそれはできないわけよ。やれるはずないじゃない。やれるとしたら憲法改正しかない。これはわれわれも憲法改正で98条、地方自治体の在り方っていう、これをはっきりそこへ書き込むとやれますけど。これはもう、それを書き込む作業で国会議員の3分の2の賛同がいるわけで、もうそんなんやれることがないよね。 だって、道州制って本当はもうできてなおかしいもん。自民党と民主党が政権交代したとき、自民党がその前から道州制推進っていう公約掲げたけど、選挙が来たらみんな知らんふりやから。これはもう身分に関わるんで、政治家の。日本では絶対にできませんね。 大阪日日新聞:ありがとうございます。 司会:次の質問をお受けいたします。よろしいでしょうか。エルマガジン。 【書き起こし】大阪市・松井市長が定例会見11月5日 全文3に続く