C大阪は4バックへ布陣変更が当たる 田中の決勝弾で福岡に競り勝つ
◇明治安田J1リーグ第36節 C大阪1―0福岡(2024年11月9日 ヨドコウ桜スタジアム) C大阪が福岡に競り勝った。札幌戦まで試合開始は3バックで臨んでいたが、福岡戦は札幌戦の途中から変えて機能した4―2―3―1の布陣。後半36分にこの試合からDFから守備的MFに上がった田中駿汰(27)がペナルティーエリア内に入って相手DFをかわして左足シュートを決めた。 「その前に撃ったミドルシュートがコースを狙って力のないシュートになってGK正面に行った。次は振り切ろうと思っていた」と田中。シュートに行く時は「右足で撃とうと思っていた」が、池内明彦主審と交錯。相手DFがシュートコースに間に合ったので、左に切り返してシュートを撃ち直したのが奏功した。「左足だったんですけど、振り切った結果が良かった」と胸を張った。 前半36分にはゴール前に走り込んだC大阪のMFルーカス・フェルナンデス(30)と福岡GK永石拓海(28)が正面衝突。2人とも「脳しんとうによる交代」で退場するアクシデントもあった。小菊昭雄監督(49)によると「ハーフタイムではルーカスは受け答えできる状態だった。病院で検査を受けている」と話した。 試合について小菊監督は「きょうは4バック。最後は5枚にしたり、そういったところは去年の私は思い切ってできなかった。自分の引き出しが多くなり、選手がゲームプランに沿って発揮してくれたことが嬉しい」とチームの成長で勝ったことを強調していた。